【筋肉・コリのメカニズム】「なぜ筋肉は硬くなるの?」原因を知って対策を立てよう!

今や成人の8割以上が経験しているという”肩コリ”。

国民病ともいうべきこの”肩コリ”に悩まされている人はたくさんいると思います。

ハテナちゃん
わたしも実は肩こりがひどくて。。

では一体「肩コリ」とはどのような状態なのでしょうか?

…というより、そもそも「コリができる」「筋肉が硬くなる」とはどのようなメカニズムなのでしょうか?

Tomy
今回はそんな筋肉の中身について見ていきましょう。



なぜ筋肉は硬くなるのか

まずは「肩コリ」の”コリ”についてです。

ハテナちゃん
コリって何ですか??
Tomy
”コリ”というのは、筋肉の「拘縮(こうしゅく)」です。

「拘縮」とは意図しない筋肉の収縮のこと、すなわち「縮めようと思っていないのに縮んでしまっている状態」のことをいいます。

 

筋肉というのは、最小単位にまで落とし込んでいくと「筋原線維」(アクチン線維ミオシン線維)に行き着きます。

このアクチン線維とミオシン線維が『連結→スライド』することで筋肉は縮んでいます。

ハテナちゃん
普段は離れている線維同士がくっついて重なり合うことで、筋肉は縮んでいるんですね!

th(引用:スポーツアロマサロン香樹より)

Tomy
「拘縮」は意図していない”くっつき&重なり”なわけですね。

では次にこの「収縮のメカニズム」をもう少し掘り下げて見ていきましょう。

 

<筋肉の収縮のメカニズム>

ハテナちゃん
難しいのはキライです。イメージが欲しいです。
Tomy
ではイラストを使って、イメージしながらいきましょう!

筋肉の最小単位は「アクチン線維」「ミオシン線維」です。

(引用:LS-EDI-生命科学教育用画像集-より*一部見やすいように修正済)

Tomy
上側の青いアームが「ミオシン線維」で、下側のオレンジ色のらせんが「アクチン線維」です。

 

筋線維を取り囲む環境の”カルシウムイオン濃度”が一定以上になると、ミオシン線維の先端がアクチン線維と連結します。

(引用:同上)

ハテナちゃん
ほんとだ!くっついていますね!

 

この連結後、ミオシン線維は先端に持っているエネルギーを活用して、アクチン線維をぐいと引き寄せます

(引用:同上)

これが筋線維の「収縮」です。

普段は離れている2つの線維が「結合→スライド」することによって、全体の長さが短くなるわけです。

ハテナちゃん
なるほど!ではこのくっついた2つの線維はどうやって外れるんですか?
Tomy
いい質問ですね!

まさしくこのくっついたまま離れない状態が「コリ」です。

筋肉をゆるめるためには、きちんと”解除”してあげる必要があります。

 

2つの線維の結合を”解除”するために必要なのが「新しいエネルギー(ATP)」です。

もともとミオシン線維が持っていたエネルギーは、アクチン線維をぐいと引き寄せた際に使用してしまい、この段階では枯渇しています。

新しいエネルギーがミオシン線維の先端にくっつくと、この連結は”解除”されます。

(引用:同上)

ハテナちゃん
へぇ〜、新しいエネルギーが入っていけば筋肉はゆるむんですね!
Tomy
この新しいエネルギーは「血液」に乗って入ってきます。

だからコリを解消するためには「血液の流れ」が必要なんですね!

 

<コリを招く負のスパイラル>

ハテナちゃん
コリのメカニズムはよくわかりました。でも、わたしの肩こりがひどいのは何でですか…?
Tomy
実は筋肉には「コリがコリを招く”負のスパイラル”」があるんです。

 

”コリ”が長く続いている状態というのは、筋肉内部の「内圧」が高まっている状態でもあります。

(引用:【原因治療】 骨格矯正サロン とうせんきょう – Seesaa ブログより)

筋肉が硬いことで「内圧」が高まると、血管が押し狭められて血液の流れが滞りがちになってしまいます。

【連結を外したいから、新しいエネルギーが必要…!】

その一方で

【内圧の高さで血液の流れが悪く、新しいエネルギーが回ってこない…!】

Tomy
この矛盾環境が「負のスパイラル」となって、コリがコリを呼ぶ環境を作ってしまっているのです。

01(引用:大協薬品工業より)

1日でも早くこの「負のスパイラル」から抜け出すことが大切です。

 

どんな対策を立てるべきか

ハテナちゃん
ではこの「負のスパイラル」から抜け出すためには、どんな対策を立てればいいんですか?
Tomy
キーワードは

  1. 血液の流れをよくすること
  2. 負担のかかる姿勢をやめること

この2点です。

  • 入浴
  • ストレッチ
  • マッサージ
  • 姿勢の改善

それに加えて、血液の流れを良くするということは「体温を上げる」ということでもあるので

  • 食生活
  • 睡眠時間
  • 運動習慣

など、生活をトータルで見直していくことが大切です。

どんなに効果的なマッサージを受けても、日常生活での姿勢が悪かったら筋肉の硬さは逆戻りです。

まずは自分の体の状態をチェックすることから始めていきましょう。

*姿勢に関してはこちらもブログもオススメです→【正しい姿勢の作り方】長年の肩こり・腰痛を撃退する「一瞬で姿勢を正す」テクニックとは!?

 

まとめ

コリのメカニズム、イメージできたでしょうか?

日常生活とヒモ付けながら学んでいくと、生理学も非常に興味深くなってきます。

もっと詳しく学んでみたい方はぜひこちらも読んでみてくださいね→【のほほん解剖生理学

では今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

うぱ
今日もありがとうぱ!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

千葉県出身。 現在は「健康」×「教育」の仕事に従事。 将来の夢は 「全ての人が毎日ストレッチする文化を創ること」。 ”歯磨きすること”と同じくらいの感覚で、体のケアをする文化が広まれば、きっと世界を変えていける!と信じている。 マイペースで群れることが嫌いな典型的なB型気質。同居人(?)”うぱ”とののんびりライフを進行中。 【順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科(スポーツ医科学専攻)卒・日本ストレッチング協会(JSA)会員:協会認定ストレッチインストラクター:CSI】