【肩甲骨周りの筋肉】肩甲骨周りに存在する「17種類」の筋肉の”つながり”とは?

先日のブログで「肩甲骨の役割」を取り上げたところ、非常に多くの方に読んでいただくことができました。

*まだの方はこちらからどうぞ:【肩甲骨の役割】肩甲骨の役割は”ハブ空港”!?肩甲骨が動けば、健康になれるってほんと?

ハテナちゃん
健康にとって肩甲骨は大事!という内容でしたね。

今日は肩甲骨関連でもう一歩踏み込んだ内容として「肩甲骨まわりの筋肉のつながり」についてまとめていこうと思います。



肩甲骨まわりの筋肉

Tomy
ハテナちゃん、肩甲骨の役割、覚えていますか?
ハテナちゃん
え〜っと…たしか「腕を動かすこと」だったような。。
Tomy
すばらし。その通りです。

肩に異常がない人は、肩関節を中心に腕をぐるぐると回すことができます。

しかし、肩関節(肩甲上腕関節)”単独”の可動域は「90〜100°」しかなく、肩関節だけでは”前ならえ”より上の位置に腕を上げることはできません。

腕をぐるぐると自由に動かすためには、肩関節だけではなく肩甲骨の動きが重要です。

Tomy
黄マル肩関節(肩甲上腕関節)、青マル肩甲骨(肩甲胸郭関節)です。

腕をぐるぐる動かすためには、青マル部分の動きがとても大切です。

この青マル部分の関節は、肋骨という”壁”の上をスライドする形で動くため、非常に大きな自由度をもっています。

そして、この自由な動きを実現するために、肩甲骨まわりには「17種類」もの筋肉が付着しています。

具体的には…

  1. 僧帽筋
  2. 肩甲挙筋
  3. 大菱形筋
  4. 小菱形筋
  5. 前鋸筋
  6. 小胸筋
  7. 三角筋
  8. 烏口腕筋
  9. 棘上筋
  10. 棘下筋
  11. 肩甲下筋
  12. 小円筋
  13. 大円筋
  14. 上腕二頭筋
  15. 上腕三頭筋
  16. 肩甲舌骨筋
  17. 広背筋

となります。

ハテナちゃん
へぇ〜!こんなにたくさん!

(引用:在宅リハビリテーション方法の詳解より)

これらの筋肉の走行を「矢印」で表すと以下のようになります。

平面的に見ると全ての筋肉が「一枚岩」のように見えますが、これらの筋肉には「層(深さ)」があります。

同じ深さ同士の筋肉は、前後左右で連動性が生まれ、互いに影響を及ぼしあいます。

では次に主要な筋肉のつながりを「層」に分けて見ていきましょう。

 

筋肉のつながり

ではまず大きな筋肉群を見ていきましょう。

【僧帽筋〜三角筋】

最も表層で大きな筋肉のつながりは「僧帽筋〜三角筋」のラインです。

後頭部・首から始まる「僧帽筋」は、肩甲骨を通じて「三角筋」へと繋がっています。

Tomy
大きい筋肉がキレイに連動していますね!

下のイラストの”右肩”に注目!

 

【大胸筋・広背筋〜前腕屈筋群】

こちらも表層の大きな筋肉のつながりです。

「大胸筋」「広背筋」はそれぞれ前後から、上腕骨の付け根部分にある「結節間溝」という溝に行き着きます。

ここから上腕骨に沿って筋膜を下り、肘を越えたあと「前腕の屈筋群」へとつながります。

Tomy
大胸筋・広背筋は、前腕へとつながっていきます。

下のイラストの”右腕”部分がそれにあたります。

 

【肩甲挙筋〜棘上筋】

続いては首から肩の上部へつながるラインです。

肩甲骨を引き上げる役割をもつ「肩甲挙筋」は、肩甲骨の上角をへて「棘上筋」へとつながっています。

Tomy
肩甲骨を上に引き上げる動きをしている部分です。

下のイラストの”左肩”部分です。

 

【菱形筋〜前鋸筋】

背骨と肩甲骨をつなぐ「菱形筋」は、肩甲骨のウラ側(肋骨側)にある「前鋸筋」へとつながります。

「菱形筋」は肩甲骨を背骨方向に引っ張り(内転)、「前鋸筋」は肩甲骨を背骨から遠ざかるように引っ張ります(外転)。

Tomy
肩甲骨の位置が不適切である場合は、このラインをほぐしてあげるとよさそうです。

下のイラストの”脇腹”部分です(菱形筋はちょっと見えづらいですね)。

 

【菱形筋〜棘下筋】

前述した「菱形筋」は、肩甲骨のオモテ側にある「棘下筋」へもつながっています。

「菱形筋」が収縮すると肩甲骨は背骨方向に引っ張られ、さらに「棘下筋」を通じて腕も後方へと引きつけられます。

Tomy
肩甲骨を寄せる動きをしているラインですね!

下のイラストの”左背中”部分です。

 

【棘下筋・小円筋〜上腕三頭筋】

肩甲骨のオモテ側にある「棘下筋・小円筋」は、二の腕部分である「上腕三頭筋」へとつながります。

「棘下筋・小円筋」は肩関節を安定させるインナーマッスル(ローテーターカフ)の一部です。

Tomy
上腕三頭筋のトレーニングは、肩後方の安定性の強化にもつながっているんですね!

下のイラストの”左肩”部分です。

 

【小胸筋〜上腕二頭筋】

筋肉のつながりはもちろん背面だけではありません。

大胸筋の下側に存在する「小胸筋」は、烏口突起を通じて「上腕二頭筋」へとつながります。

Tomy
こちらは肩前方の安定性にも一役買っているラインですね!

下のイラストの”左胸”部分がそれにあたります。

これらが肩甲骨まわりの主要な筋肉のつながりです。

筋肉を「深さ」「前後関係」で区切り、つながりを理解していきましょう。

 

まとめ

人間の体はびっくりするほど美しい「つながり」を持っています。

今日紹介したラインはほんの一部であり、全身を流れるラインも存在しています↓

このラインは「アナトミートレイン」とも呼ばれ、全身を主要7ラインで束ねています。

興味のある方はぜひこちら(【主要ラインPart①】必見!知ると知らぬとでは大きな差がつくアナトミートレインの基本4ライン)も覗いてみてください。

ではでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

千葉県出身。 現在は「健康」×「教育」の仕事に従事。 将来の夢は 「全ての人が毎日ストレッチする文化を創ること」。 ”歯磨きすること”と同じくらいの感覚で、体のケアをする文化が広まれば、きっと世界を変えていける!と信じている。 マイペースで群れることが嫌いな典型的なB型気質。同居人(?)”うぱ”とののんびりライフを進行中。 【順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科(スポーツ医科学専攻)卒・日本ストレッチング協会(JSA)会員:協会認定ストレッチインストラクター:CSI】