【筋膜の役割】筋膜が体に及ぼす”4つ”の役割 とは?

最近、雑誌やテレビなどで「筋膜」「筋膜リリース」といった言葉を耳にする機会が増えてきました。

しかしその一方で、筋膜の役割特徴を具体的に説明できる人は多くありません。

ハテナちゃん
筋膜の「役割」って何ですか?

筋膜は一体どんな役割を果たしているのか…今日はこのことについてまとめていこうと思います。



筋膜が果たす4つの役割

筋膜が果たす役割は大きく分けると4つあります。

  1. 体を支える
  2. 老廃物の排泄
  3. 痛みのセンサー
  4. スムーズな動きの連携

1つずついきましょう。

 

<①体を支える>

まず1つ目は体の「支持機能」です。

ハテナちゃん
体を支えている、ってどういうことですか?
Tomy
筋膜は全身を束ねる「ネット」です。

筋膜がなければ全身はバラバラになってしまいます。

人間の体は主に「骨・筋肉・内臓」によって構成されています。

そして、これらのパーツは基本的に”独立”して存在しています。

もし筋膜が無ければ、全てのパーツは剥がれ落ち…「ヒト」としての形状を保つことができません。

筋膜の張力によって体が構成されている構造のことを「テンセグリティー構造」ともいいます。

これは人体構造を「筋膜が張り巡らされた”箱”の中に、筋肉や内臓が収納されている」とする考え方です。

041f7a1af9769ebb1d3ec531201e97be(引用:甲野善紀、小池弘人「武術と医術 」より)

Tomy
イメージでいうと…「ネット入りのみかん」ですね。

10631158_o3

ハテナちゃん
「みかん」が筋肉や骨、「ネット」が筋膜ってことですか?
Tomy
その通りです。

中の「みかん」はバラバラに動いていても、それを束ねる「ネット」があることによって1つの塊として存在しています。

もしネットがなかったら…中のみかんは外に飛び出してしまいバラバラです。

全身を覆う筋膜もこの「ネット」のような役割を担っていると言われています。

 

<②老廃物の排泄>

2つ目は「老廃物の排泄機能」です。

そもそも筋膜というのは

  • コラーゲン、エラスチンという「線維」
  • その線維間に存在する「基質(水)」

によって構成されています。

この基質の中には血管リンパ管も通っており、筋膜内の気質を漂う老廃物はこれらに吸収されて外へ出ていきます。

Tomy
老廃物が排泄されることで、筋膜内は常にクリーンな状態が保たれています。

chart-02(引用:植物なんとか部より)

筋膜は老廃物を排泄する「通り道」としても、重要な役割を担っているのです。

 

<③痛みのセンサー>

3つ目は「センサー機能」です。

ハテナちゃん
筋膜って痛みを感じることができるんですか?
Tomy
意外かもしれませんが、筋膜内には筋肉のおよそ6〜10倍もの「感覚受容器」が存在しています。

筋肉よりも敏感に痛みを知覚することできるんです。

この受容器は伸ばされた時の痛み圧力の大小振動などを感知しています。

ストレッチによる伸ばされるストレスや痛みのほとんどは、”筋肉ではなく筋膜である”とも言われています。

 

<④スムーズな動きの連携>

4つ目は「動きの連携機能」です。

人間の体は筋膜によって全身の筋肉が束ねられているので、指先の小さな動きであってもその影響は全身に及びます。

Tomy
イメージとしては「全身タイツ」です。

(引用:www.dena-ec.comより)

この高い連動性は「運動効率」を高める役割も担っています。

そもそも筋膜は線維で構成されている「膜」であるため、動かす際にエネルギーを必要としません。

1つの筋肉で生じた動きを周りにつなげていくことで、省エネかつ効率の良い動作を生み出しているわけです。

 

筋膜の柔軟性も大事!

ハテナちゃん
筋膜も柔らかくなったり硬くなったりするんですか??

前述したように筋膜は「線維」「基質(水)」によって構成されています。

この「基質」によって隣接する組織同士は摩擦を生じることなく、スムーズに滑り合うことができます。

Tomy
線維配列が整い、基質がたっぷりあると筋膜は柔らかくなります。

しかし、長時間同じ姿勢をとり続けたり、水分不足に陥ったりすると「線維配列が乱れる」&「基質が不足」して線維間の滑りが悪くなります。

水分不足によるゴワゴワ線維は、最終的に”癒着”を引き起こし、硬直を招いてしまいます。

Tomy
「水分をしっかりと摂る」というのは筋膜に対しても大切なんですね。

images(引用:瀬戸市・尾張旭市 水野整体院・接骨院より)

筋膜内の線維が癒着を起こせば、それだけ筋膜は「伸びにくい」環境になります。

スムーズな動きを生み出すためにも、筋膜の柔軟性は非常に重要だと言われています。

 

まとめ

筋膜の4つの役割、ご理解いただけたでしょうか?

筋膜には

  1. 体を支える
  2. 老廃物の排泄
  3. 痛みのセンサー
  4. スムーズな動きの連携

という非常に重要な役割があります。

これらはどれも”生きていくため”には欠かせない要素です。

…にも関わらず、筋膜に対するケアはおざなりになりがちです。

ぜひこちらの記事も覗いてみてください→【筋膜リリースのやり方】きちんとできていますか?筋膜リリースの4ステップ。

ではでは今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

うぱ
今日もありがとうぱ!

 

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では改めまして…いつもありがとうございます。



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ABOUTこの記事をかいた人

千葉県出身。 現在は「健康」×「教育」の仕事に従事。 将来の夢は 「全ての人が毎日ストレッチする文化を創ること」。 ”歯磨きすること”と同じくらいの感覚で、体のケアをする文化が広まれば、きっと世界を変えていける!と信じている。 マイペースで群れることが嫌いな典型的なB型気質。同居人(?)”うぱ”とののんびりライフを進行中。 【順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科(スポーツ医科学専攻)卒・日本ストレッチング協会(JSA)会員:協会認定ストレッチインストラクター:CSI】