【ダイナミックストレッチとは?】運動やスポーツの前に最適!ダイナミックストレッチの原理とポイントとは?

ハテナちゃん
ダイナミックストレッチって何ですか?

一言で”ストレッチ”といっても、ストレッチには様々なやり方・原理が存在しています。

今日は「ダイナミックストレッチのポイント」についてまとめてみようと思います。

 

ダイナミックストレッチとは?

ダイナミックストレッチというのは、代表的な”動的ストレッチ”です。

球技スポーツのウォーミングアップ等で用いられる”ブラジル体操”などが有名です。

(引用:BMB宇治大久保スタジオより)

これは動きの中で筋肉をストレッチする方法であり、

  • スプリント(ダッシュ)タイムの向上
  • 筋力(筋出力)の増加

といった体の機能を高めることができます。

Tomy
スタティック(静的)ストレッチの後に行うと、より効果的ですね!

ゆっくりじわーっと伸ばし、リラックス効果を高める”スタティックストレッチ”とは全く違うジャンルであることを覚えておきましょう。

 

ダイナミックストレッチの原理

このストレッチの原理は、筋肉の「相反神経支配:そうはんしんけいしはい」の活用です。

1つの関節には必ず対の位置に「主動筋」「拮抗筋」が存在しています。

そしてここには、

「主動筋」が働けば働くほど(収縮するほど)、「拮抗筋」はゆるむ(弛緩する)という性質があります。

Tomy
肘を曲げる筋肉が働くときは、伸ばす筋肉がゆるむということですね!

この原理を活用しているのが、ダイナミックストレッチです。

例えば、足を大きく上げる動作では↓

(引用: ブラジル体操(陸上)より)

太もも前の筋肉を強く収縮させることによって、太ももの”裏側”をストレッチしています。

1つの筋肉を強く収縮させるほどにもう一方の筋肉はゆるむので、ダラダラとした動きはせず、動作にメリハリを持たせることが大切です。

 

ダイナミックストレッチの注意点

ダイナミックストレッチを行う際は、事前に筋肉の状態を把握しておくことが大切です。

元々硬さや痛みがある筋肉は、このストレッチでさらに筋緊張が増し、痛みが出てしまうこともあります。

Tomy
すべての部位に同じ強度でダイナミックストレッチを行うのはNGということですね!

まずは全体のバランスを整える為に、選択的にスタティックストレッチを行い筋肉を緩ませましょう。

その上でダイナミックストレッチへと移行する、というのが基本的な流れです。

 

まとめ

ダイナミックストレッチでは「相反神経支配の仕組み」をよく理解することが大切です。

伸ばしたい筋肉と対の位置にある筋肉に力を入れる、という感覚をまずはマスターしてみましょう。

では今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

うぱ
今日もありがとうぱ!

 

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Tomy先生
千葉県出身。 現在は「健康」×「教育」の仕事に従事。 将来の夢は「全ての人が毎日身体のケアをする文化を創ること」。 ”歯磨きすること”と同じくらいの感覚で、体のケアをする文化が広まれば、きっと世界を変えていける!と信じている。 マイペースで群れることが嫌いな典型的なB型気質。西新宿にて週末個人サロン「Tomy's room(トミーズルーム)」を運営中。 ◯順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科(スポーツ医科学専攻) ◯日本ストレッチング協会:認定ストレッチインストラクター<JSA-CSI> ◯全米ストレングス&コンディショニング協会<認定パーソナルトレーナー(CPT)&認定SCスペシャリスト(CSCS)>