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食事や栄養には、文化的な背景も含めてさまざまな考え方があり、一概に定義を作るのは非常に難しいです。
しかし、一般的な食事量の目安となる数値は存在しています。
今日は3大栄養素に焦点を絞って「1日に必要な食事量の目安」についてまとめてみようと思います。
3大栄養素の目安量
3大栄養素というのは、
- 炭水化物
- たんぱく質
- 脂質
のことをいいます。
この3つは「エネルギー(熱量)」をもっており、人間が生きていく上で必須の食べ物です。
摂取バランスの目安は「炭水化物:タンパク質:脂質=5:2:3」と言われてます。
では以下でもう少し詳しく見ていきましょう。
<炭水化物>
「炭水化物」は、ごはん・パン・麺類などの穀物系であり、体を動かすエネルギー源となります。
(引用:matome.naver.jpより)
一般的な摂取目安量は、体重1kgあたり「5~6g/日」です。
体重70kgの成人男性であれば、”350〜420g”程度の炭水化物量が目安になります。
例えば、お茶碗1杯のご飯はおよそ”150g”であり、糖質自体は総重量のおよそ半分(75g)程度です。
したがって、朝昼晩1食につき1杯ずつ食べれば十分まかなえます(糖質はおかず類にも十分含まれているので)。
1日にたくさん運動をする人であれば「7~10g/kg」も推奨されていますが、糖質の体内貯蔵量には限界があり、食べ過ぎてしまった分は「中性脂肪」に変わってしまうので注意が必要です。
<タンパク質>
「タンパク質」は、肉や魚や卵などです。
これらは筋肉や血液といった”体の材料”になりますから、不足してしまうと体の不調につながります。
(引用:healthil.jpより)
一般的な摂取目安量は、体重1kgあたり「0.8g/日」です。
体重70kgの成人男性であれば、1日でおよそ”55~60g”のタンパク質量が必要になってきます。
ここで気をつけなければならないのは「肉や卵の重さ=タンパク質の量」ではない、という事です。
タンパク質の量は、
- 卵1つ=約6g
- 肉系(豚・牛・鶏)100gあたり=約20g
- ヨーグルト1つ=約4g
- 納豆1パック=約8g
とされています。
おおよその目安としては、1日あたり「卵1つ、ヨーグルト1個、納豆1パック、お肉1パック」を食べる習慣をつくりましょう。
ただトレーニングをしている人や体を大きくしたい人は、体重1kgあたり「1.2~2.0g」以上が必要だとも言われています。
必要に応じてサプリメントやプロテインの摂取も有効です。
不足しがちな栄養素の1つなので、意識して食べる習慣を身につけていきましょう。
<脂質>
「脂質」はホルモンの生成やビタミンの吸収、細胞膜の合成などに必要とされ、健康な体のためには欠かせない栄養素です。
(引用:welq.jpより)
一般的には、総摂取カロリーの「30%程度」を脂質から取るべきとされています。
たとえば、活動量が”普通”の成人男性の場合、1日の摂取カロリーは「体重×40kcal」が一般的な目安となります(安静時代謝を考慮しない場合)。
体重が70kgであれば「70kg×40kcal=2800kcal/日」です。
このうち脂質が30%を占めるということは、脂質によるエネルギーの目安は「933kcal/日」となります(2800kcal×0.3=933kcal)。
脂質は「1g=9kcal」なので「933kcal÷9kcal=103g」となり、1日におおよそ100g程度の脂質が必要だということがわかります。
特に必須脂肪酸である
- オメガ6脂肪酸(リノール酸)
- オメガ3脂肪酸(リノレン酸)
の摂取はとても大切です。
これは「ひまわり油」や「ごま油」などに多く含まれています。
まとめ
3大栄養素の目安は
- 炭水化物(糖質)=体重×5~6g
- たんぱく質=体重×0.8g
- 脂質=総エネルギー量の30%
です。
体重が増えてしまう(もしくは減ってしまう)原因は、摂取カロリーと消費カロリーのバランスの乱れにあります。
ぜひ食事の際の参考にしてみてください。
では今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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