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体をほぐす仕事をしている人なら、おそらく一度は疑問に思うであろう筋肉のゴリゴリ…。
首・肩・腰回りの筋肉や足裏などに存在する、この「ゴリゴリの正体」はいったい何なのでしょうか?
今日はこの「体のゴリゴリ」について考えてみたいと思います。
ゴリゴリの正体とは?
触って感じる「ゴリゴリ」にはいろいろな種類がありますが、最も一般的なゴリゴリの正体は「筋肉」です。
筋肉内に含まれている筋線維は「アクチン線維」と「ミオシン線維」というタンパク質の線維が『連結→滑走する』ことで、収縮を起こしています。
(引用:www.seibutsushi.netより)
本来、力を込めていないときであれば、このアクチン線維とミオシン線維は”一定の距離を保って離れて”います。
しかし、常に負荷がかかって神経が過敏になっていたりすると、これらの線維が”連結したまま固まってしまう”ことがあります。
これがいわゆる「筋線維の拘縮(意図しない筋肉の収縮)」であり、ゴリゴリの正体です。
老廃物って何…?
老廃物とは「体内で不要な物質」の”総称”です。
(引用:www.bbblog.netより)
大きく分けると
- 体内で作られるもの=乳酸や尿酸、古くなった細胞の一部など。
- 体外から取り入れられるもの=食事に含まれる添加物や、空気中に含まれる粉塵、浮遊物など。
の2種類に分けられます。
これらは「ウィルス」ではないので、物質そのものに強い「毒性」があるわけではありません。
最大の欠点は、存在することによって体内のバランスを崩してしまうことにあります。
乳酸というのは筋肉がエネルギーを活用した後に生み出される、いわば「燃えカス」です。
この燃えカスに”酸素”がくっつけば再び「エネルギー源」となりますが、燃えカス単体では「老廃物」になってしまいます。
そもそもこの燃えカスは「乳”酸”」という名前の通り”酸性”の性質をもっています。
つまり、乳酸の量が増えてしまう=組織が酸化してしまう(ph値が酸性に傾く)ということです。
筋肉は本来”弱アルカリ性”の時に最も活性化するので、組織全体が酸性化すればするほど機能は低下してしまうわけです。
しかし、この物質が存在することによって「筋肉が本来持っている機能を十分に発揮できなくなってしまう」んですね。
前述した「ゴリゴリ」そのものは筋線維でも、この筋線維をゴリゴリに”させた原因”は、おそらく老廃物にあります。
そう考えればゴリゴリは老廃物である、という解釈もあながち間違いではないといえるでしょう。
足裏のゴリゴリとは!?
”老廃物そのもの”がゴリゴリであるケースも存在しています。
これは特に血流が淀みやすく、なおかつ表層に近い箇所で確認されています。
その典型例が「足裏」です。
足裏のゴリゴリには幾つかの説がありますが、一般的には
- 乳酸や尿酸
- リン
- 電解質
- アンモニア
などの「粒子状の結晶成分」が重力を受けて体の最下層に溜まったものである、と考えられています。
<乳酸説>
前述したように、乳酸とはエネルギーを使った後の「燃えカス」です。
本来は血液の流れによって洗い流される程度のものですが、
- 運動不足
- 悪い姿勢
- 筋肉の緊張(収縮)
などが続いていると血液の流れが悪くなり、乳酸が細胞に留まってしまうことがあります。
これが集まって”結晶化”すると「ゴリゴリ」してしまいます。
<尿酸説>
尿酸とは体内の老廃物の1つで
- 古い細胞が生まれ変わるとき
- ATP(エネルギー源)が大量に分解されるとき
- 食事によって取り込まれた「プリン体」が代謝されるとき
に生成される物質です。
本来、成人では1日およそ0.6gの尿酸が体内で作られますが、その大部分は腎臓のろ過機能により尿として排泄されていきます。
しかし、体内で過剰に尿酸が作られてしまうと「尿酸結晶」となり、関節や内臓、筋肉などに付着してしまうことがあります。
足裏は、特に血液の淀みやすい箇所であるため「ゴリゴリ」するようになってしまいます。
ゴリゴリを解消する方法
考え方には諸説ありますが、以下のような記載もあります。
…(中略)極めてきつくて不良な場合には、小さなビーズか真珠がつながっているように感じられる。
「真珠(主に乳酸カルシウムやその他の代謝物)」に機能面での価値はない。…(中略)特殊なローラーワークを行うことで、対象者の自由な動きを取り戻すことができる。
つまり
- オイルをつけて流す
- ローラーでコロコロする
などの対処が基本となります。
これによって、老廃物を毛細血管やリンパ管に流し込んでいくことが大切です。
痛みを伴う場合もあるので、最初は柔らかく弱い刺激から行うようにしていきましょう。
体のケアの際にはこういったグッズ↓もオススメです(個人的にも自宅で愛用しています)。
ぜひ試してみてください。
まとめ
人間の体を自然で例えると、血液を流す血管は「川」そのものです。
老廃物が溜まってしまい、ゴリゴリになっている状態は”川の流れが淀み、汚くなっている状態”でもあります。
大切なのは
- 「流れを生み出し、浄化していくこと」
であり、
- 「汚れの原因となるものを取り込まないこと」
です。
キレイな流れを取り戻し、健康な生活を送っていきましょう。
では今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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