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日常的な首コリや肩コリ、運動後に感じる筋肉痛…
体のケアをしていく際に”温めるべきか・冷やすべきか”で悩んだ経験はありませんか?
意外とあいまいな認識になっていることも多いので、今日はこのことについてまとめていこうと思います。
温めるべきタイミングと冷やすべきタイミング
最も一般的な概念としては
『「炎症」がある時は冷やす、それ以外は温める』です。
「炎症」というのは
- 熱をもつ(熱感:heat)
- 痛みがある(疼痛:pain)
- 赤くなる(発赤:redness
- 腫れる(腫脹:swelling)
の4つの兆候をさします。
傷口から感染してしまって「熱感」がある時、体にボールがあたってしまって「腫れている」時…こういった症状の際はアイシングを用いて、冷やしていきます。
いま現在その箇所に「炎症」があるのかないのか、これが1つの目安です。
体の中で起こっていること
もう少し踏み込んで考えていきましょう。
「温める」のか「冷やす」のかの違いをもっとシンプルに言うと、血液の流れを「促進させたい」のか「抑制させたい」のかの違いになります。
- 温めるケア=血流の促進
- 冷やすケア=血流の抑制
です。
人間の体は「血液の流れ」に基づいて、酸素やエネルギー源の運搬、老廃物の回収が行われています。
したがって「血液の流れ」が良好であるほど、体内の隅々にまで酸素やエネルギー源が送られて”健康的”になっていきます。
逆に”冷やすべき”タイミングというのは、その箇所に「血液を送りたくない時」です。
体にボールが直撃して”内出血”が起こっているとき、その箇所にたっぷり血液を送ったらどうなるでしょうか?
内出血がさらに悪化して、皮下組織の内部で”うっ血”してしまうのがイメージできるかと思います。
このようなときはアイシングによって血管を収縮させ、必要以上の血液を送り込まないケアが必要です。
「温め方」と「冷やし方」
次に「温め方」と「冷やし方」について見ていきます。
<温め方>
最も手軽な温め方は”お風呂に浸かる”ことです。
深部体温を上げるには
- ”40度程度”のぬるめのお湯に
- ”20分ほど”浸かる
のがオススメです。
体温を上げようとして”43度以上”のお湯に浸かってしまう方もいますが、これは逆効果であるケースが多いです。
熱いお湯だと
- 入浴時間が短くなり、深部体温が上がりにくい
- 皮膚温度が急上昇することで、入浴後の発汗が激しく、湯冷めを起こりやすい
と言われています。
音楽を聴いたり、ポータブル機で映画を見ながら、のんびりと浸かりましょう。
<冷やし方>
最も手軽な冷やし方は「アイシング」です。
氷を入れたバケツに足をつけたり、アイスパックを体に当てて固定するのが一般的です。
(引用:www.imgrum.netより)
アイシングを行うと
- 冷たさを感じる
- 痛みがでる
- 逆に温かく感じる
- ピリピリとする感覚がある
- 何も感じなくなる
という”5段階”を経ることになります。
時間にしておよそ”20分程度”、⑤までしっかりと継続しましょう。
アイシングの経験が浅い方は、②の段階で冷やすことを止めがちです。
筋肉が締まり痛みを感じるのはあくまで一過性ですから、③の”温かみ”を感じるまで頑張ってみてください。
ぜひ丁寧なケアを心がけていきましょう。
まとめ
温めるケア・冷やすケアの違いは、血液を”送りたいのか・送りたくないのか”の違いです。
…とはいえ、例外となるケースももちろんあります。
判断に迷う際は、お医者さんにしっかりと相談していきましょう。
ではでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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