【温める?冷やす?】体のケアは温めるべきか、冷やすべきか…その違いとは?

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ハテナちゃん
体のケアって温めたほうがいいんですか?それとも冷やしたほうがいいんですか?

日常的な首コリや肩コリ、運動後に感じる筋肉痛…

体のケアをしていく際に”温めるべきか・冷やすべきか”で悩んだ経験はありませんか?

意外とあいまいな認識になっていることも多いので、今日はこのことについてまとめていこうと思います。



温めるべきタイミングと冷やすべきタイミング

最も一般的な概念としては

『「炎症」がある時は冷やす、それ以外は温める』です。

「炎症」というのは

  • 熱をもつ(熱感:heat)
  • 痛みがある(疼痛:pain)
  • 赤くなる(発赤:redness
  • 腫れる(腫脹:swelling)

の4つの兆候をさします。

傷口から感染してしまって「熱感」がある時、体にボールがあたってしまって「腫れている」時…こういった症状の際はアイシングを用いて、冷やしていきます。

いま現在その箇所に「炎症」があるのかないのか、これが1つの目安です。

Tomy
まずは「炎症」がどのような状態か知っておくことが大切ですね!

 

体の中で起こっていること

もう少し踏み込んで考えていきましょう。

「温める」のか「冷やす」のかの違いをもっとシンプルに言うと、血液の流れ「促進させたい」のか「抑制させたい」のかの違いになります。

  • 温めるケア=血流の促進
  • 冷やすケア=血流の抑制

です。

人間の体は「血液の流れ」に基づいて、酸素やエネルギー源の運搬、老廃物の回収が行われています。

したがって「血液の流れ」が良好であるほど、体内の隅々にまで酸素やエネルギー源が送られて”健康的”になっていきます。

ハテナちゃん
疲労が溜まっている時や筋肉がこわばっている時は、基本的に「温める」ほうがいいんですね。

逆に”冷やすべき”タイミングというのは、その箇所に「血液を送りたくない時」です。

体にボールが直撃して”内出血”が起こっているとき、その箇所にたっぷり血液を送ったらどうなるでしょうか?

内出血がさらに悪化して、皮下組織の内部で”うっ血”してしまうのがイメージできるかと思います。

このようなときはアイシングによって血管を収縮させ、必要以上の血液を送り込まないケアが必要です。

Tomy
血液「送りたい」のか「送りたくない」のかを基準にして考えるんですね。

 

「温め方」と「冷やし方」

次に「温め方」「冷やし方」について見ていきます。

<温め方>

最も手軽な温め方は”お風呂に浸かる”ことです。

深部体温を上げるには

  • ”40度程度”ぬるめのお湯
  • ”20分ほど”浸かる

のがオススメです。

Tomy
ぬるめのお湯に長く浸かる…がおすすめです。

体温を上げようとして”43度以上”のお湯に浸かってしまう方もいますが、これは逆効果であるケースが多いです。

熱いお湯だと

  • 入浴時間が短くなり、深部体温が上がりにくい
  • 皮膚温度が急上昇することで、入浴後の発汗が激しく、湯冷めを起こりやすい

と言われています。

音楽を聴いたり、ポータブル機で映画を見ながら、のんびりと浸かりましょう。

Tomy
サウナなどでも体温は上がりますが、液体のほうが”熱伝導”が優れているのでスムーズに体温を上げられますね。

 

<冷やし方>

最も手軽な冷やし方は「アイシング」です。

氷を入れたバケツに足をつけたり、アイスパックを体に当てて固定するのが一般的です。

(引用:www.imgrum.netより)

アイシングを行うと

  1. 冷たさを感じる
  2. 痛みがでる
  3. 逆に温かく感じる
  4. ピリピリとする感覚がある
  5. 何も感じなくなる

という”5段階”を経ることになります。

時間にしておよそ”20分程度”、⑤までしっかりと継続しましょう。

アイシングの経験が浅い方は、②の段階で冷やすことを止めがちです。

筋肉が締まり痛みを感じるのはあくまで一過性ですから、③の”温かみ”を感じるまで頑張ってみてください。

Tomy
ただ、凍傷を防ぐためにも”30分以上”のアイシングはNGです。

ぜひ丁寧なケアを心がけていきましょう。
 

まとめ

温めるケア・冷やすケアの違いは、血液を”送りたいのか・送りたくないのか”の違いです。

…とはいえ、例外となるケースももちろんあります。

判断に迷う際は、お医者さんにしっかりと相談していきましょう。

ではでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

うぱ
今日もありがとうぱ!

 

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ABOUT US
Tomy先生
千葉県出身。 現在は「健康」×「教育」の仕事に従事。 将来の夢は「全ての人が毎日身体のケアをする文化を創ること」。 ”歯磨きすること”と同じくらいの感覚で、体のケアをする文化が広まれば、きっと世界を変えていける!と信じている。 マイペースで群れることが嫌いな典型的なB型気質。西新宿にて週末個人サロン「Tomy's room(トミーズルーム)」を運営中。 ◯順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科(スポーツ医科学専攻) ◯日本ストレッチング協会:認定ストレッチインストラクター<JSA-CSI> ◯全米ストレングス&コンディショニング協会<認定パーソナルトレーナー(CPT)&認定SCスペシャリスト(CSCS)>