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トリガーポイントというのは「筋組織内にできる小さな硬結点(塊)」です。
これは「筋膜」を通じて、体の各所に「関連痛」を生じさせると言われています。
今日はこの「トリガーポイントができやすい場所」についてまとめていこうと思います。
3大トリガーポイント
トリガーポイントは「筋線維の塊」ですから、全身のどの筋肉においても発生する可能性があります。
筋肉内の発生箇所には
- セントラル・トリガーポイント
- サテライト・トリガーポイント
- 付着部・トリガーポイント
の3つがあります。
では1つずつ見ていきましょう。
<セントラル・トリガーポイント>
「セントラル・トリガーポイント」は”筋線維の中央部”に発生するトリガーポイントです。
筋線維の中央部分には”運動神経”がつながってきており、筋肉を収縮させるように信号を送っているポイントがあります。
この最も刺激を受ける部分において、トリガーポイントは形成されやすいと考えられています。
(引用:鍼灸院オアシスより)
ただ全身の筋肉は大小様々で、なおかつ線維の方向も多様です。
「腕の中央」「ふくらはぎのど真ん中」など、見た目上の中央ポイントに発生するとは限りません。
あくまでトリガーポイントができやすいのは「筋線維の中央部」であり、”筋腹中央部ではない”ことを理解しておいて下さい。
<サテライト・トリガーポイント>
「サテライト・トリガーポイント」とは、”関連痛”によって形成されたトリガーポイントのことです。
このポイントは複数箇所にできることもあり、連鎖することで慢性的な痛みを伴います。
痛みを感じやすい箇所になりますが、このポイントだけをほぐしても根本的な解決には至らないことが多いとされています。
例えば「内臓疾患」から来る痛みが、背中や腰の筋肉に「サテライト・トリガーポイント」を生じさせることがあります。
これは痛みをかばうことで筋肉が緊張し、硬結点ができてしまうというケースです。
この場合、背中や腰の筋肉をほぐすだけでは痛みの解決にはつながりません。
全体を俯瞰して眺め、”全身のケア”をすることが大切です。
<付着部トリガーポイント>
「付着部トリガーポイント」とは、筋肉が骨に付着する部位やその付近に生じるトリガーポイントのことです。
これは「サテライト・トリガーポイント」の1つであり、なおかつ「セントラル・トリガーポイント」から二次的に誘発されたものだと考えられています。
筋線維の中央部にトリガーポイントが生じると、筋肉は硬く・短く・弱くなります。
それによって”筋肉の末端部にかかる負担が大きくなる”と、このトリガーポイントが形成されます。
長期間続いた場合は、関節痛などと混同されるほどの痛みを伴うこともあります。
早め早めの対応が大切です。
トリガーポイントが起こりやすい筋肉
トリガーポイントは前述したように、全ての筋線維に生じる可能性があります。
したがって「トリガーポイントは〇〇筋にできやすくて…ここさえほぐしておけばOK」というような解釈は成り立ちません。
首回りの小さな「棘筋群」が硬くなることもありますし、「僧帽筋」や「広背筋」といった大筋群が硬くなることもあります。
ただ「トリガーポイントと関連痛」には、特定のパターンがあるのも事実です。
より詳細を勉強したい方はぜひ【誰でもできるトリカ゛ーホ゜イントの探し方・治し方】を熟読してみてください。
まとめ
今回はトリガーポイントの場所についてまとめてみました。
筋肉内におけるトリガーポイントの発生箇所には
- セントラル・トリガーポイント
- サテライト・トリガーポイント
- 付着部・トリガーポイント
の3つがあります。
1つのトリガーポイントは全身に「関連痛」を生じさせることもありますから、早めにケアをして消失させることが大切です。
興味のある方はぜひ【誰でもできるトリカ゛ーホ゜イントの探し方・治し方】を熟読してみてください。
ではでは今日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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