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年を重ねるにつれて気になってくるのが「髪の毛」です。
肩こり予防にはストレッチ、虫歯予防には歯磨きがありますが、頭髪予防にはどのような手段があるのでしょうか?
髪の毛の構造
まずは髪の毛の構造からです。
髪の毛は、目に見えている「毛幹:もうかん」部分と見えていない「毛根:もうこん」部分とに分かれています。
(引用:www.nukege.orgより)
髪の毛の見た目は「毛幹」部分によって左右されますが、最も大事なのは「毛根」に存在している「毛乳頭:もうにゅうとう」です。
この「毛乳頭」には「毛母細胞:もうぼさいぼう」と呼ばれる細胞があり、ここが成長することで髪の毛は伸びていきます。
個人差もありますが、一般的には
- 1日あたり約0.3〜0.5mm
- 1ヶ月で約1.5 cm
ほど伸びると言われています。
健康な状態であれば、1つの毛穴からはおよそ3本程度の毛が生えており、1本抜けるとまた新しい1本が生えてくる…という循環が起こっています。
【髪の毛を強くするためには?】
そもそも髪の毛は「毛母細胞」から生まれる細胞の一部です。
つまり、体を構成している筋肉や爪などと同じ”タンパク質”の1つです。
「毛母細胞」も毛細血管から栄養素を受け取っている細胞であるため「血液の流れ」が良好になれば細胞の活動は促進されます。
したがって「血液循環のよい体」を作ることができれば、頭皮に対してもプラスの影響を与えられると言われています。
この観点から考えれば『継続的なストレッチで髪の毛を増やすこと』は十分可能であると推測されます。
しかし、頭皮には薄い筋肉層と筋膜しか存在していません。
このため全身のストレッチをしても、頭皮に対する大幅な血流促進効果は期待できないかも…しれません。
頭部には”直接的”な「頭皮マッサージ」等のケアが重要です。
合わせて食事内容や睡眠時間なども気を付けていきましょう!
髪の毛が弱ってしまうのはなぜ?
- 食生活は問題ない。
- 毎日シャンプーもしている。
- 睡眠時間もたっぷりとっているし、
- 運動習慣もある…。
それなのにも関わらず、髪の毛が弱くなってしまう…これは現実的にあり得る話です。
これは一体なぜでしょうか?
鍵を握っているのは「ジヒドロテストステロン」と呼ばれる男性ホルモンの1つです。
このホルモンが毛根部分に存在している「アンドロゲンレセプター」という受容器に反応すると、髪の毛の成長が止まってしまい、抜けやすくなると言われています。
つむじ部分やおでこ部分の髪の毛が特に抜けやすくなるのは、この受容器が他の箇所に比べて多く存在しているからです。
このホルモン量は自分の意思ではコントロールできません。
また、受容器の量も遺伝などの影響を大きく受けるため、生活習慣を正しても抜け毛対策には限界がある…と考えられています。
【髪の毛を強くするために必要なこと】
前述した「ジヒドロテストステロン」というのは、男性ホルモンである「テストステロン」に「5αリダクターゼ」という酵素が”結びついた時”に発生すると言われています。
つまり、この酵素を男性ホルモンに”結びつけなければ”「ジヒドロテストステロン」は生じず、髪の毛は弱くならないわけです。
メディアや街中でよく見かける「育毛剤」は、この結びつきを抑制する効果があるものがほとんどです。
ただこの反応を起こすためには”頭皮ケア剤”が必要不可欠になってきます。
「育毛剤」とも言われる”頭皮ケア剤”は、頭皮に直接塗布することで「毛球」部分にアプローチをしています。
しかし、この時に邪魔になるのが毛穴に詰まっている「脂質」です。
(引用:「ショック!頭皮の角栓様物質を取り除かないとハゲる!?」より)
どんなに高級な「育毛剤」を塗布しても、毛穴がふさがっていたら表面を流れ落ちてしまいます。
したがって
- 適切な頭皮ケアをして「脂質」をコントロールすること
- 毛球にまで浸透する「頭皮ケア剤」を活用すること
この2点が頭皮ケアにおいては大切だと言われています。
日常生活のコントロールができているのに抜け毛等が気になる方は、毎日のシャンプーのあとにぜひ頭皮ケア習慣を始めてみてください。
まとめ
髪の毛も体の細胞の1つであるため、血行を促進すればある程度の改善は見込めると言われています。
継続的なストレッチと合わせて食事内容、睡眠時間、運動習慣などを「健康」にしていくことが大切です。
ただ、これらの生活習慣をきちんとコントロールしても、髪の毛が弱くなってしまうことはあります。
その際はぜひ早めに「頭皮ケア」にも取り組んでみてください。
ではでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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