【マッサージの原理】マッサージをすると筋肉がほぐれるのはなぜ!?

「マッサージをすると、筋肉が柔らかくなる」

この原理を考えたことはありますか?

ハテナちゃん
たしかに…改めて聞かれるとよくわからないかも?

今日は「マッサージの原理」についてまとめていこうと思います。



マッサージの原理・目的

ではまず「体がほぐれる」というのはどういうことなのでしょうか?

ハテナちゃん
ほぐれる?…柔らかくなる?…温かくなる?…可動域が広がる?

一般的な「体のほぐし」とは

「血液の流れを促し、筋肉や関節のこわばりをとる(柔らかくする)こと」を意味しています。

ほぐし方には

  • マッサージ(押す、揉む)
  • ストレッチ
  • 振動
  • 温熱
  • 水圧
  • 鍼灸
  • 電気

などのいろいろな方法があります。

そのうち、最も身近で原始的な方法が手を使った「マッサージ」です。

筋肉に対して圧迫を加えると、筋肉内は一時的な「虚血状態」に陥ります。

そして圧を抜くと同時に、周辺の血液が加速して流れ込んできます。

この「虚血」→「血液の流入」を繰り返し行うことで、通常時よりも血液を循環させることが「マッサージの原理」となっています。

ハテナちゃん
散水ホースでイメージするとわかりやすいですね!

(引用:ホームメイトより)

 

筋関節がほぐれていくメカニズム

血液の流れが良くなると、筋肉内に「新鮮な血液」が行き渡ります。

この新鮮な血液の中には「新しいエネルギー源(ATP)」が豊富に入っています。

ハテナちゃん
エネルギーが供給されるとどうなるんですか?
Tomy
硬くこわばっている筋肉に「新しいエネルギー源(ATP)」が入っていくと、筋線維間の”連結”が外れ、こわばりが解放されてくるんです。

122-1(引用:livedoor Blogより)

「”連結”がほどけてこわばりが解放される」というのは、それだけ「大きく自由に伸びることができるようになる」ことを意味します。

つまり「関節可動域」が広がり、動きやすくなるわけです。

また、血液の流れが良くなると、関節内部に含まれている「関節液」も充足するようになります。

ハテナちゃん
関節内も潤って、動きがスムーズになるんですね!

000402_06(引用:kompas.hosp.keio.ac.jpより)

これらの反応が組み合わさることで、体は徐々に”ほぐれて”いきます。

 

ほぐしてもほぐしても一向に固いまま…?

ハテナちゃん
でも、ほぐしてもほぐしてもずっとカタイ…という人もいますよね。

これは一体なぜでしょうか?

【神経支配の影響】

実は極度な筋肉のこわばりは、筋疲労からくるものでは”ない”可能性もあります。

筋肉というのは、独立した器官ではありません。

常に神経支配(電気信号)によって動きを調節されています。

  • 極度のストレス状態
  • 慢性的な疲労

によって「交感神経」が強く働き続けると、筋肉は過剰収縮を引き起こして固まってしまう場合があります。

Tomy
神経から「縮め!」「力め!」の電気信号が出続けている限り、どんなに筋肉をほぐしてもまたすぐに固まってしまうわけです。

 

【対策とは?】

こういったケースの場合はどうしたらよいのでしょうか?

Tomy
解決方法の1つとしては「ゆっくり、やわらかい”手あて”をする」ということです。

Unknown

極度な筋肉のこわばりに対しては「副交感神経」をONにすることがポイントになります。

そもそも人間には「C触覚線維」という細い神経があります。

この神経は「秒速5cm程度の速さ」で触れられた時に最も興奮し、脳(脳幹・扁桃体・視床下部・島皮質など)にリラックス効果を与えています。

ハテナちゃん
好きな人にゆっくりナデナデされるとリラックスできる、というのはまさしくこの「C触覚線維」の働きなんですね。

柔らかい手の接触を受けると

  • コルチゾールなどの「ストレスホルモン」が減退し、
  • オキシトシンなどの「幸せホルモン」が増加する

といった事実が確認された先行研究も存在しています。

筋肉が硬いからといって、グイグイ圧を加えてほぐしていくのは実はNGであるケースもあるわけです。

信頼している施術者に軽く揉まれるだけで、あっという間にほぐれてしまう場合もあることをぜひ覚えておいてくださいね。

 

まとめ

筋肉がほぐれていくメカニズム、ご理解いただけましたか?

人の体は千差万別ですし、置かれている環境も人によって異なるので「これさえやっておけば絶対に筋肉はほぐれる」という魔法のような方法は存在しません。

ただ、知識は武器です。

筋肉がほぐれるメカニズムを知っていると、ケアの精度も上がってきます。

ぜひ普段のケアの参考にしていただけると幸いです。

ではでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

うぱ
今日もありがとうぱ!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

千葉県出身。
現在は「健康」×「教育」の仕事に従事。

将来の夢は「全ての人が毎日ストレッチする文化を創ること」。
”歯磨きすること”と同じくらいの感覚で、体のケアをする文化が広まれば、きっと世界を変えていける!と信じている。
マイペースで群れることが嫌いな典型的なB型気質。同居人(?)”うぱ”とののんびりライフを進行中。

◯順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科(スポーツ医科学専攻)卒
◯日本ストレッチング協会(JSA)会員:協会認定ストレッチインストラクター<CSI>
◯NSCA-JAPAN正会員