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長年、肩こりや腰痛で悩まされている方に共通していること…
それはずばり「姿勢の悪さ」です。
- 「伸ばすように意識する」
- 「体幹トレーニングをする」
- 「背中に長い定規を入れる」
いろいろな努力をしている方がいるかと思います。
しかし、なかなか改善しない現状にお悩みの方も多いのではないでしょうか。
猫背とは!?
「猫背」というのはその名の通り、猫の背中のように丸まった姿勢を指しています。
(引用:女の美道より)
「猫背」の状態を骨格的に見てみると
- 骨盤の後傾
- 肩甲骨の外転
という2つの特徴的な動きが見て取れます。
「骨盤の後傾」とは坐骨が流れ、お腹が丸まっている状態です。
(引用:nikkei WOMAN Onlineより)
一方で「肩甲骨の外転」とは、左右の肩甲骨が背骨から離れるように外側へ流れている状態です。
(引用:ストレッチポール公式ブログより)
一般的に「猫背」は
「骨盤の後傾」×「肩甲骨の外転」による”結果”
だと言われているため
- 骨盤を”立てる”意識
- 肩甲骨を”寄せる”意識
の2つの「意識」を持つことが重要だとされています。
しかし、この「意識」だけでは姿勢を変えることはできません。
【意識だけでは姿勢を変えられない理由】
最大の理由は、意識をして姿勢を整えるためには「筋力」が必要になるからです。
「筋力」を使って姿勢をキープしようとすると、すぐに「疲労を感じて」しまいます。
だから長続きできません。
では「筋力・エネルギーを使わないで姿勢を整えていく方法」をお教えしましょう。
姿勢を整えるためには〇〇を意識せよ。
下の写真を見比べてみてください。
左がいい姿勢、右が悪い姿勢です。
まずは「背中の丸まり」が気になります。
加えて「肩甲骨の外転」と「骨盤の後傾」もやはり気になります。
しかし、注目していただきたいのは、これらの要素ではなく…
「体の重心線」です。
「重心の”点”」でいうと、姿勢のいいイラスト左は土踏まずの付け根に来ているのに対し、
イラスト右はバランスをとるために母子球付近に存在しています。
姿勢の悪さの根本というのは、筋力不足でも根性不足でもなく「重心」の位置ズレにあるわけです。
【なぜ、重心はずれるのか?】
重心をイメージするために「膝立ち姿勢」をとってみてください。
(引用:haraitas.comより)
ストンと体の力を抜いて「膝立ち姿勢」になった時、猫背になる人はまずいません。
これは大腿骨が地面に対して”垂直に立つ”ことによって、重心線が「一直線」になるからです。
もし、私たちの足裏が直径10センチほどの形であれば、猫背にはなりません。
前方向に転倒してしまいます。
しかし、人間の足裏というのは縦に長く、足指で地面を掴むことができます。
それによって重心が前方に流れても、バランスを保つことができるわけです。
姿勢の悪い人ほど、重心の位置が指先方向へ流れています。
この位置をカカト寄りに戻すことが姿勢を整えるうえでは重要です。
重心の整え方
重心を整える方法は、いたってシンプルです。
その名も「バンザイエクササイズ」です。
- まずはまっすぐ真上に腕を伸ばします。
- 「中指」の先端が最も地面から遠ざかるように、さらに上へ伸ばします。
- 最大まで伸びたら「横(体側)」から腕を下ろします。
すると重心線がまっすぐに整い「キレイな姿勢」になっていると思います。
重心線が地面に対して”垂直に立つ”と、必然的に「骨盤が立ち」「肩甲骨が寄って」きます。
「猫背」は意志ではなく、バランスで直しましょう。
ぜひやってみてくださいね!
まとめ
いかがでしたか?
”一瞬で”姿勢が整ったのではないでしょうか。
人間の体は重心の位置を学習するため、初めのうちは前述した「バンザイエクササイズ」を1日の中で何度も行ってください。
慣れてくると重心位置が後方に下がり、キレイな姿勢を保てる時間が長くなってきます。
ぜひ周りの方にもシェアしてあげてくださいね。
では今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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