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先日のブログでは「コリとハリの違い」についてまとめてみました(詳細はこちら:【筋肉のコリ・ハリの違い】これさえ読めば一発理解!筋肉のコリとハリの違いを徹底解説!)。
今回は「筋肉のコリと痛みの関係性」についてまとめていきたいと思います。
コリが「痛み」を引き起こすプロセス
プロセスは以下の一連の流れに基づきます。
- 筋肉の「動き」が不足し…
- 「筋ポンプ」の働きが低下すると…
- 「血液の流れ」が悪化します。
すると、
- 「老廃物」が蓄積し…
- 筋肉内の「環境」が悪化(酸化、酸素不足)することで…
- 筋肉内に”コリ”が生まれます。
これを受けて
- 「伝達物質」が脳へ行き着くと…
- 脳が「痛み」を知覚します。
これが一般的に言われる「コリが痛みを引き起こすプロセス」です。
基本的に血液の流れは
- 心臓の拍動
- 筋肉の伸び縮み運動(ポンプ作用)
によって促進されていきます。
(引用:FutamiTC.jpより)
しかし、長時間同じ姿勢を維持し続けると、筋肉の動きが減少して、筋ポンプがうまく働かなくなります。
すると新鮮な血液が不足し、筋肉内が「酸素不足・栄養不足」になっていきます。
この状態が長く続くと、血液内の一部成分が
「あそこの筋肉、ちょっとピンチだよ!」
と脳に対してSOS信号を伝えます。
このSOS信号こそが「痛み」の知覚になっているわけです。
コリを解消するためには?
上記の流れが理解できれば対策は立てやすくなります。
コリによる痛みやだるさの大部分は
「新鮮な血液が不足しているよー、苦しそうだよー!」
というSOS信号ですから、まずはその箇所に新鮮な血液を送ってあげることが大切です。
- マッサージなどの「コンプレッションケア(圧を加えるもの)」
- ストレッチなどの「伸張ケア」
- お風呂やホットパックなどの「温熱ケア」
- ジョギングやヨガなどの「有酸素運動ケア」
が代表的なケアの方法になります。
長年、SOS信号を無視し続けていると感受性が低くなり、痛みすらも感じにくくなってきます。
体の声にしっかりと耳を傾け、早め早めにケアをしていくことが大切です。
コリを予防するためには?
そもそも、コリを予防する為には「血液の流れが良い状態をキープする」ことが大切です。
そのためには”筋肉を固めない”こと、つまり”筋ポンプ”の働きを良好にしておくことが大切です。
たとえば
- デスクワークでも、1時間に1度は席を立つ。
- エスカレーターではなく、階段を使う。
- バックは肩がけ(リュック)タイプにし、腕をしっかりと振る。
- 1日の終わりには全身をストレッチする時間を作る。
- 週に1度は軽くランニングする。
などのちょっとした運動習慣が大切です。
一度硬くなってしまった筋肉は、自らの”内圧”によってさらなる血行不良を招き、どんどん硬さが増していきます。
そして「痛み」を感じ始めると、その影響で交感神経が刺激されて、さらに筋肉が緊張状態へと突入していくことがあります。
これがまさに「コリからコリへの負のスパイラル」です。
まとめ
筋肉のコリに対するキーワードは「血液の流れ」を促進させることです。
そして、そのためには「筋肉を動かす」ことが重要です。
伸ばしっぱなしであれ、縮みっぱなしであれ、筋肉の動きが少ないと「血液の流れ」は悪くなってくるので、早め早めのケアを心がけていきましょう。
ではでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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