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トリガーポイントというのは「筋組織内にできる小さな硬結点(塊)」のことです。
これは「筋膜」を通じて全身の各箇所に「関連痛」を引き起こします。
今日はこの「トリガーポイントが生まれる原因」についてまとめていこうと思います。
トリガーポイントが生まれる原因
トリガーポイントは「1回の大きな刺激」によって生まれてしまうこともあれば、「慢性的な筋肉の使いすぎ」によって生まれてしまうこともあります。
発生原因を大きく種類分けると
- 身体的要因
- 姿勢的要因
- 栄養的要因
- 代謝的要因
- 心理的要因
の5種類に分けられます。
では1つずつ見ていきましょう。
<①身体的要因>
1つ目の要因は「体のバランス」です。
これは
- 足の長さの違い
- 骨盤バランスの乱れ
- 常に屈曲した手首
などを指しています。
ただ、生まれながらにしての「身体的特徴」からトリガーポイントが生じることは、そう多くありません。
たいていの場合は「偏った体の使い方による慢性的な筋疲労」が原因であるとされています。
原因となっている環境を変えない限り、何度も再発する可能性がありますので”根本的な対策”が必要です。
<②姿勢的要因>
2つ目の要因は「姿勢」です。
不適切な
- ソファ
- 椅子
- 車の座席
などを長時間使用することによって、特定の筋肉に負担をかけ続けてしまうことが原因です。
しかしながら、緊張を強いる姿勢・不自然な姿勢を長い間持続すると、体がその負荷に慣れてしまうことがあります。
それによって、負荷がかかっていることに”気づかない”ことも起こりえます。
通常、負荷のかかっていない筋肉は「柔らかい状態」を保ち続けます。
筋肉が硬い状態というのは、何らかの負荷を受けて収縮(緊張)しているということです。
まずはその負荷に”気付く”ことが大切です。
<③栄養的要因>
3つ目の要因は「栄養」です。
筋肉を適切に働かせるためには
- 糖質
- たんぱく質
- 脂質
- 水分
だけでなく、
- ビタミン
- ミネラル
などの補助的栄養素が必要になります。
例えば、神経から筋肉にうまく指令を送るためには、筋組織内の「カリウム」「ナトリウム」のバランスが重要です。
また「カルシウム」が不足すると筋肉は収縮しなくなり、「マグネシウム」が不足すると筋肉は収縮したままの状態となります。
他にも「鉄分」は、栄養素や酸素を体の各所へ運ぶ上で重要な存在です。
これらの栄養素不足は、筋肉の異常な収縮・脱力を生み出し、トリガーポイントを作り出してしまいます。
<④代謝的要因>
4つ目の要因は「代謝」です。
筋肉の活動は、神経だけでなく「ホルモン」の影響を大きく受けています。
ホルモンの分泌量が乱れると、筋肉の興奮性が増し、トリガーポイントができやすくなると言われています。
また代謝異常に伴う「低血糖」状態も、筋肉のこわばりをまねくことがあります。
<⑤心理的要因>
5つ目の要因は「心理(精神状態)」です。
緊張や不安、イライラなどが日常的に起こっていると「交感神経」が優位となり、筋肉も緊張状態を強いられます。
首周りや肩周りの緊張は、呼吸を浅くし、さらに筋肉を緊張させてしまいます。
精神的なリラックス・深い眠りは、トリガーポイントを解消させる上でとても大切な要素です。
まとめ
今回はトリガーポイントの原因についてまとめてみました。
トリガーポイントは、単に筋疲労だけが原因となっているわけではありません。
- 身体的要因
- 姿勢的要因
- 栄養的要因
- 代謝的要因
- 心理的要因
などが組み合わさって作り出されるので、生活全体を見直すことが大切です。
興味のある方はぜひ「誰でもできるトリカ゛ーホ゜イントの探し方・治し方」を読んでみてください。
ではでは今日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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