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心拍数は「バイタルサイン」とも呼ばれ、運動強度や疲労の程度などを”見る”うえでは、見逃せない数値の1つです。
今日は「ストレッチと心拍数の関係」についてまとめてみようと思います。
心拍数とは?
心拍数というのは、その字のごとく「”心”臓が”拍”動する”数”」です。
つまり、一定時間内に心臓が何回ドクンと血液を送り出したかを表しています。
心臓のリズムは年齢によっても多少の違いがあるものの、
- 男性:60~70拍/分
- 女性:65~75拍/分
という数値が安静時の平均だと考えられています。
この心拍数が60拍/分を下回る状態を「徐脈:じょみゃく」といい、100拍/分を上回っている状態を「頻脈:ひんみゃく」といいます。
心臓血管系の発達しているマラソン選手などは「徐脈」の傾向にあり、過度のストレス状態や呼吸器疾患などを持っている人は「頻脈」の傾向にあるのが一般的です。
心拍数とストレッチの関係性
心臓の動きを自分の意思でコントロールすることはできません。
心拍数の大きさ、すなわち心臓の鼓動のリズムは「自律神経の働き」による影響を大きく受けています。
自律神経のうち
- 「交感神経」が優位になる=心拍数は”増加”
- 「副交感神経」が優位になる=心拍数は”低下”
となります。
副交感神経が優位な状態を作るには「呼吸のコントロール」が大切です。
吸うよりも「吐く」を意識し、ゆっくり深くフゥ〜っと吐き出すことで徐々に副交感神経が優位になってきます。
これはまさにストレッチ中に行う動きです。
したがって、運動後やお風呂上りに行う「静的ストレッチ(スタティクストレッチ)」の最中には、”心拍数は下がる”のが基本です。
逆にストレッチ中に心拍数が上がってしまうというのは、正しい静的ストレッチ(スタティクストレッチ)を行えていない証拠でもあります。
- 無理に伸ばして痛みを我慢していたり…
- 反動をつけて大きく動かしていたり…
- 呼吸を止めていたり…
こういった状態でストレッチを行っていると、心拍数は上がってきてしまいます。
普段のストレッチ中に心拍数がどのように変化しているのかを一度測ってみるのもオススメです。
まとめ
心拍数は体の状況を“見る”ために有効な指標です。
正しくストレッチを実践していれば、基本的に「心拍数は下がる」はずです。
ぜひ今日のストレッチで実践してみてください。
では今日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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