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身近なようでいてあまり知られていない存在、それが筋肉です。
筋肉自体は全身におよそ”400個”あると言われており、運動や体熱生産といった機能を持っています。
今日は「筋肉の詳細」をまとめてみようと思います。
アクチン・ミオシンとは?
筋肉とは”タンパク質の塊”であり、細かく見ていくと小さな線維に行き着きます。
この最小単位を「筋フィラメント(アクチン線維・ミオシン線維)」といいます。
(引用:Rilascio リラッシオ – Rilascio(リラッシオ)より)
軸になるのが「ミオシン線維」です。
これは直径がおよそ”16nm”であり、1つの繊維はおよそ”200個”のミオシン分子によって構成されています。
ミオシン線維は「クロスブリッジ」とも呼ばれる”頭”を持っており、周囲のアクチン線維と連結することができます。
「アクチン線維」は直径およそ”6nm”であり、2本の線維が巻き付くように構成されています(2重らせん構造)。
断面的に見ると、軸となる1本のミオシン線維の周りには6本のアクチン線維があり、それぞれのアクチン線維の周りには3本のミオシン線維があります。
筋節とは?
また平面的に見ると、アクチン線維の片側は「Z線」と呼ばれるものに固定されており、もう片側は浮いています。
(引用:細胞生物学会より)
このZ線からZ線までの間隔を「筋節(サルコメア)」といい、筋肉の最小の収縮単位として考えられています。
一般的な筋節は、およそ”2.5μm”です。
これは筋長1cmあたりで”4500個”になります。
筋原繊維・筋繊維・筋束・筋肉とは?
このアクチン線維とミオシン線維の集合体が「筋原線維」です。
筋原線維の直径はおよそ”1μm”であり、これは髪の毛の”1/100”の太さにあたります。
この筋原線維が”100本~”ほど集まると「筋線維」になります。
筋線維は直径およそ”50~100μm”であり、髪の毛”1本分”ほどの太さです。
この筋線維がさらに”150本”ほど集まると「筋内膜」によって束ねられて「筋束」と呼ばれる塊になります。
この筋束がさらに「筋周膜」によって束ねられると、やがて1つの大きな「筋肉(骨格筋)」になっていきます。
(引用:ameblo.jpより)
筋肉が大きくなるってどういうこと?
筋トレによって筋肉が大きくなるのは、筋線維の”数”が増えているからではありません。
筋トレを行うと「筋”原”線維」がダメージを受け、現状よりもさらに強く修復されます。
すると、1本の筋線維の中に詰まっている「筋”原”線維の数」が増え、筋線維が”太く”なります。
これが積み重なることで、見た目の筋肉がどんどん大きくなっていくわけです。
(引用:NEW AGEING-LOG(ニューエイジングログ)より)
まとめ
筋肉の世界はとても細かいです。
髪の毛の”1万分の1”ほどの線維が集まって、大きな力を発揮しているというのは神秘的です。
ぜひ豆知識として覚えておいてくださいね。
では今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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