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一言で”ストレッチ”といっても、ストレッチには様々なやり方・原理が存在しています。
今日は「バリスティックストレッチのポイント」についてまとめてみようと思います。
バリスティックストレッチとは?
バリスティックストレッチというのは、いわゆる”動的ストレッチ”の1つです。
脱力した状態で”反動”をつけ、筋肉を強く伸ばしていきます。
(引用:YAMA HACK登山より)
バリスティックストレッチは筋肉の柔軟性を高めることが目的ではなく、筋機能を引き上げること(反応性を高めること)を目的としています。
ゆっくり息を吐きながら伸ばしていき、伸び感を感じたところでキープする…という一般的なスタティックストレッチとは”正反対の考え方”です。
(*スタティックストレッチの詳細はこちら:【スタティックストレッチとは?】)
バリスティックストレッチの原理
脱力した筋肉が反動によって強く伸ばされると、筋肉内に入っている「筋紡錘:きんぼうすい」というセンサーが働きます。
(引用:My sense – Jugemより)
このセンサーは筋肉の”長さ変化”を感知しており、強く伸ばされると筋肉を逆に”収縮”させます。
この収縮のことを「伸張反射:しんちょうはんしゃ」といいます(詳細はこちら:【伸張反射とは?】)。
伸張反射が起こると、筋肉は反応性が高まって“筋出力”が上がります。
この原理を活用しているのがバリスティックストレッチです。
バリスティックストレッチのポイント
バリスティックストレッチでは筋肉の反応性を高めること、すなわち”力が入りやすくすること”を目的としています。
したがって用いるべきタイミングは、
- 運動をする前
- 大きな力を発揮する前
- 筋緊張が低下してしまっている時
です。
リラックスすること(筋肉を緩めること)を目的とするストレッチではないので、
- 身体が硬い人
- 筋肉痛がある状態
- 入浴後などのリラックスしたタイミング
での実施はNG(不適切)です。
ぜひ目的を明確にして取り組むようにしていきましょう。
まとめ
バリスティックストレッチのポイントは
- 脱力すること
- 反動をつけること
- 筋肉を大きく引き伸ばすこと
の3点です。
不適切に用いると却って怪我につながってしまう場合もあるので、実施の際は注意しましょう。
では今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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