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トリガーポイントというのは「筋組織内にできる小さな硬結点(塊)」のことです。
これは「筋膜」を通じて体の各所に悪影響(痛み等)を及ぼします。
今日はこの「トリガーポイントが及ぼす体への悪影響」についてまとめていこうと思います。
体に及ぼす影響
トリガーポイントは一般的な「肩こり」「首こり」という筋肉の拘縮(こわばり)よりも、”さらに小さく密になった筋結節”を表します。
トリガーポイントが与える悪影響には
- 関連痛
- 痺れ、冷え、むくみ
- 運動制限
の3つがあります。
では1つずつ見ていきましょう。
<①関連痛>
トリガーポイントが及ぼす最大の悪影響は、この「関連痛」です。
関連痛は「筋膜」を通じて、全身のあらゆる箇所に起こる可能性があります。
特徴は「激しい深部痛」と「動くことによって痛みが増大すること」の2つです。
痛みのレベルは、トリガーポイントの大きさよりも「過敏性」に影響されます。
原因が特定できない
- 頭痛
- のどの痛み
- 脇腹の痛み
などが起こった際は、トリガーポイントの存在を疑う必要があります。
また、医療機関によって診断された
- 関節炎
- 椎間板の障害
- 椎骨のズレ
なども、トリガーポイントが原因になっていたという報告が上がっています(1999,804-809;Rosomoffら)。
<②痺れ・冷え・むくみ>
トリガーポイントができると、基本的に筋肉は「硬く・短く・弱く」なります。
硬くなった筋肉は、周辺の神経や毛細血管を”圧迫”してしまいます。
(引用:坂出整体院より)
神経が圧迫されれば「痺れ」が生じ、毛細血管が圧迫されれば「冷え」が生じます。
また、静脈やリンパの循環が悪くなることでの「むくみ」が起こることもあります。
トリガーポイントは「痛み」を生じさせるだけでないことをぜひ覚えておきましょう。
<③運動制限>
②でも述べたように、トリガーポイントができると筋肉は「硬く・短く・弱く」なります。
硬く・短くなれば「関節可動域」も制限されてきます。
またトリガーポイントがある筋肉は、縮むことも伸びることもしづらくなります。
この状態は「固定化(保護化)」を引き出し、「代償動作」を生み出します。
代償運動とは、1つの筋肉の動きを補うために他の筋肉が使われる運動です。
肩が90度以上に上がらない状態で、棚の上のモノを取ろうとするとどうなるでしょうか?
腰を反らすことで、腕を上に持ち上げると思います。
この「腰の反らし」がまさに代償運動です。
代償運動が連鎖することで、関連痛の範囲がさらに広がることもあると言われています。
まとめ
一般的には「トリガーポイント→関連痛」という認識が多いですが、与える影響には
- 関連痛
- 痺れ、冷え、むくみ
- 運動制限
の3つがあります。
トリガーポイントは、なるべく早く対処することが大切です。
より詳細に興味のある方は、ぜひ「誰でもできるトリカ゛ーホ゜イントの探し方・治し方」を読んでみてください。
ではでは今日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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