【ダブルバック理論とテンセグリティー構造】アナトミートレインを勉強し始める前に知っておいてほしいこと

”筋肉のつながり””筋膜の連鎖”を考えていくと「アナトミートレイン」という筋筋膜経線理論に行き着きます。

ただ、いきなり「〜ラインがどうのこうの…」と言われても「?」のポイントが多々出てくると思います。

今日はアナトミートレインを学ぶにあたって必ず押さえておきたい

  • 『ダブル(二重)バック理論』
  • 『テンセグリティー構造』

の2つについてです。

ハテナちゃん
ダブルバック理論…?テンセグリティー構造…??
Tomy
なかなか耳にしない言葉ですよね。わかりやすくまとめていきたいと思います。



ダブルバック理論とは!?

まずは「ダブルバック理論」からです。

ハテナちゃん
ダブルバック理論って何ですか?

ダブルバック理論というのは、人間の体を作り上げていく”過程”の考え方です。

「1つの筋肉の塊が、1本の骨の周りを取り囲むように存在する」と考えるのがダブルバック理論の基本になります。

Tomy

 

もう少しわかりやすいように”枕”を使って実践してみましょう。

ここでは中央の棒を”骨”、枕を”筋肉”だと仮定します。

「ダブルバック理論」では

  • 「骨」という中心軸の周りに
  • 「筋肉」が折りたたまれる

と考えるので下のような構造となります。

ハテナちゃん
なるほど!包まれるような感じですね!
Tomy
さらに”枕本体”=筋肉”枕カバー”=筋膜です。

 

ダブルバック理論では人体には「枕本体(筋肉)」は1つしかなく、これを「枕カバー(筋膜)」が600以上に分割することで機能的に働いていると考えています。

つまり、筋肉は筋膜によって分割こそされているものの元は1つである、というのがダブルバック理論の原点です。

 

したがって、アナトミートレインを考えるにあたっては

『筋肉を起始と停止で区切り、単独で機能を考えていく』

という従来の認識をまず改める必要があります。

ここでは骨や関節の周りにある「靭帯」「骨膜(関節胞)」をも連続する1つの組織であるとしています。

ハテナちゃん
なるほど。筋肉も腱も靭帯も1つのまとまりであって、起始とか停止の考え方は一度忘れていいってことですね!

TOPページより)

Tomy
その通りです。

張力を感じ合う末端から末端までを1つのラインとして認識することがポイントです。

 

テンセグリティー構造とは!?

アナトミートレインを理解する上でもう1つ欠かせない情報がこの「テンセグリティー構造」です。

ハテナちゃん
テンセグリティー…?

テンセグリティーというのは「張力のバランス」のことをいいます。

そもそもこの地球上において物体を支え、固定するためには

  • 圧縮させるか
  • 張力をかけるか

のどちらかしかありません。

 

「家の構造」をイメージしてみてください。

高い強度の家を作るためには

  • 「レンガ」をきっちり積み上げるか(=圧縮力)
  • 「梁」をぴっちり張りめぐらせるか(=張力)

しかありません。

Tomy
レンガがぐらぐらだったら家は崩れてしまいますし、梁がゆるゆるだったら風で吹き飛ばされてしまいます。

ランキングシェアトップより)

人間の体においてもこれは同じです。

私たちの体は「足関節」という土台の上に「大腿骨」、「骨盤」、「脊柱」、「頭蓋骨」を”積み上げる”ことで安定した骨格を得ています。

そして、筋肉が”張力”をかけることによって安定感をさらに高めています。

この張力関係を「テンセグリティー構造」と呼んでいます。

www.anatomytrains.jpより)

テンセグリティー構造は安定性こそ低いものの弾性に優れ、負担を分散させることができます。

アナトミートレインでは「張力を感じるライン」をベースに体が構成されている、と考えているわけです。

Tomy
もっと「テンセグリティー構造」を学びたい方はこちらのブログもどうぞ:【テンセグリティー構造】「全身の筋肉はつながっている」って本当!?

 

まとめ

「ダブルバック理論」と「テンセグリティー構造」、なんとなくイメージができたでしょうか?

この2つの理論は、体の構成を考える上で非常に重要な考え方です。

今日紹介した内容はほんの基礎ですので、興味のある方はぜひ【アナトミー・トレイン [Web動画付] 第3版: 徒手運動療法のための筋筋膜経線】も見てみてください。

勉強すればするほど、どんどんつながりが生まれて面白くなってくると思います。

では今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

【シェア・ブックマークも忘れずに】

この記事の他にも「体のケア」に関するお役立ち情報を多数掲載しています。

「また後で見に来よう!」で見失わないように、シェア・ブックマークボタンをぜひご活用ください。
 

 
このエントリーをはてなブックマークに追加

では改めまして…いつもありがとうございます。



<オススメ本の紹介>

ABOUTこの記事をかいた人

千葉県出身。 現在は「健康」×「教育」の仕事に従事。 将来の夢は 「全ての人が毎日ストレッチする文化を創ること」。 ”歯磨きすること”と同じくらいの感覚で、体のケアをする文化が広まれば、きっと世界を変えていける!と信じている。 マイペースで群れることが嫌いな典型的なB型気質。同居人(?)”うぱ”とののんびりライフを進行中。 【順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科(スポーツ医科学専攻)卒・日本ストレッチング協会(JSA)会員:協会認定ストレッチインストラクター:CSI】