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2016年の終わりにかけて、ヨガのインストラクターである「Eiko」さんが出版した【どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法】が大ブレイクしました。
なかなか面白い内容でしたので、今回はこの「開脚ストレッチ」について考えてみたいと思います。
「どんなに体がかたい人でも…」は本当!?
この本のタイトルは「どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法」です。
では本当に”どんなに体がかたい人でも…”ストレッチを続けていけば”ベターっと開脚できるようになる”のでしょうか?
。。。
率直に言えば「できる」ようになる、と思います。
怪我や病気などによる「機能障害」を起こしていない方であれば、きっと”できる”ようになる…はずです。
筋肉の伸びに関しては
- 「筋束は、休息状態の長さに比べると150%も伸びることができる」(Wang et al,1991)
- 「筋が構造上に制限なくリラックスしていて、結合組織が正しくストレッチングされているならば、どんな選手でもフルスプリット(完全前後開脚)はできるようになる」(Michael J.Alter)
などの過去文献も存在しています(引用:イラストでわかるストレッチングマニュアルより)。
身体の硬さは何が原因?
現代人の多くは自身の体の硬さを実感しており、開脚できる人はごくわずかだと思います。
しかしこれは体の適応の1つであり、日常生活で活用しない動きだからできなくなっているだけです。
肩をぐるぐる回してバンザイできるのと同様に、股関節をぐるぐる回して大きく動かす動作は、人間が本来持っている必然的な動きです。
怪我や病気がないのであれば、身体の硬さの原因はほぼ「生活習慣」にあります。
つまり”動かしてこなかった過去”が今の体を作っているわけで、動かしていけば柔らかくなる可能性は十分にあると考えられます。
ただ、股関節というのは、
- 体重を支えるために筋肉の硬直が起こりやすい
- 日常生活では大きな可動域を必要としない
箇所であるため、筋肉を取り巻く靭帯・腱・筋膜といった”結合組織”が非常にこわばりやすい環境にあるのも確かです。
意識的にケアをして、柔らかい体を手に入れましょう。
どんなストレッチをしていくべきか?
その答えがまさしく「Eiko式ストレッチ」の中に入っています。
<Eiko式ストレッチについて>
開脚ができるようになるには、
- 「骨盤が立つかどうか(前傾)」
- 「ハムストリングス・内転筋の柔軟性が十分かどうか」
この2点が特に重要になります。
この本の中でEikoさんが紹介しているストレッチは非常に合理的です。
まずは「股割り」で股関節を広げ…(内転筋の柔軟性)
そこから「座位」で片足ずつ伸ばしていき…(骨盤の前傾ポジション&ハムストリングスの柔軟性)
最終的にドアの空間を使いながら股関節を広げていく…
(いずれもrodolfo.exblog.jpより)
とてもシンプルな動きですが、開脚動作に欠かせない要素がきちんと盛り込まれています。
本の中にはこのストレッチ以外のやり方もたくさん載っています。
ぜひ読んでみてください↓
どのくらいでできるようになるか?
これは難しい質問です。
どのくらいの期間で体が柔らかくなるか…というのは、”個人差”がありすぎて一概には言えません。
人間の身体では常に「生まれ変わり(代謝)」が起こっています。
筋肉であればおよそ「60日」で生まれ変わりますが、筋膜の半減期(組織の半分が新しくなる期間)はラットであってもおよそ「300日」とも言われています。
運動不足で体がガチガチの人は、柔らかくなるまでにそれこそ「年単位の月日」が必要になってくることも覚悟しておかなければなりません。
成果を焦ることなく、長い目で見て”継続的”にストレッチをしていきましょう。
まとめ
「柔軟性」というのは、全ての人が習得できるスキルです。
しかし、できるようになるまでの過程は簡単なものではありません。
なるべくお風呂上がりなどの”体温(筋温)が高いタイミング”を狙ってコツコツと継続してみてください。
そうすればきっと「どんなに体がかたい人」でも「ベターっと開脚」はできるようになると思います。
さらに興味のある方はぜひ本も読んでみてください→【どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法】
ではでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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