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先日は”筋膜リリースの原理”についてまとめてみました。
(*詳細はこちらから→【筋膜リリースの原理】きちんと知ろう”筋膜リリース”の基本。マッサージ、ストレッチとの違いについて。)
今回はその続編として「筋膜リリースのやり方(手順)」について見ていこうと思います。
筋膜リリースとは!?
筋膜リリースでは以下の4つの工程に基づいて実践していきます。
- まずは”コロコロ”
- そして”リリース”
- 再び”コロコロ”
- 最後は”動きづくり”
では1つずつ見ていきましょう。
<①まずは”コロコロ”>
まず初めは「コロコロ」です。
筋膜リリースの際には、まず「グリッドフォームローラー」を用意します。
これは中心部が”ローラー式”になっているスティック状のケアグッズです。
これを使って、筋肉全体を軽くコロコロと転がしていきます。
この”コロコロ”には、主に2つの役割があります。
役割①:筋肉、筋膜のこわばりを見つける
まず1つ目は「筋肉、筋膜のこわばりを見つけること」です。
均等の圧をかけながらコロコロしていくと、特定の箇所で”ゴリっ”とするポイントを見つけることができます。
この後のリリースではその”ゴリッ”を中心にほぐしていきますので、ここで筋肉の状態をしっかりと把握しておくことが大切です。
役割②:筋膜内の基質をならす
2つ目は「筋膜内の基質をならすこと」です。
筋膜はコラーゲンなどの”線維”と、その間に存在する”基質(水)”によって構成されています。
コラーゲン線維が硬くこわばっている場合は、基質も不均等である可能性が高いです。
”ゴワゴワしたタオルはほつれやすい”ように乾燥した線維は傷つきやすくなっているので、全体に水を染み渡らせるイメージで柔らかく転がしていきます。
均一の力で筋肉全体を”コロコロ”していきましょう。
<②そして”リリース”>
筋膜全体が整ったら「リリース」していきます。
①で見つけた”ゴリっ”としている箇所を中心に”圧をかけながら”動かしていきます。
目安としては、一部位あたり”20秒”(あるいは”4往復”)程度です。
パーツごとの詳細は、以下の本をご参照ください。
また背中や足などは「フォームローラー」を使うと便利です。
<③再びコロコロ>
リリースが終わったら、必ず①と同様の「コロコロ」を再度行います。
②で”ゴリっ”としている箇所をほぐしたことで、一時的にその部位の線維配列が乱れている場合があります。
この状態をそのまま放置していると、再び線維内で”たわみ・ねじれ・癒着”が起こってしまいかねません。
リリースの後は必ず”コロコロ”を実践するようにしましょう。
(引用:フォト蔵より)
<④最後は”動きづくり”>
線維配列が整ったら、最後は「動きづくり」を行います。
これは実際に体を動かすことにより、筋膜への情報伝達を”再教育”する目的で行います。
”動的でリズミカルな動き”(なるべく実際の動きに近い動き)を取り入れて行いましょう。
まとめ
筋膜リリースでは
- まずは”コロコロ”
- そして”リリース”
- 再び”コロコロ”
- 最後は”動きづくり”
の4つの工程を行うことが大切です。
多くの書籍や指導者は”ステップ②(リリース)”だけを取り上げてしまう傾向があります。
①から④までを丁寧に実践していきましょう。
では今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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