【筋肉のコリと痛みの関係】なぜ筋肉が凝ると痛みが出てしまうのか?

先日のブログでは「コリとハリの違い」についてまとめてみました(詳細はこちら:【筋肉のコリ・ハリの違い】これさえ読めば一発理解!筋肉のコリとハリの違いを徹底解説!)。

ハテナちゃん
コリの状態はわかりました。でもなんでコリが生まれると痛みが出てくるんですか?

今回は「筋肉のコリと痛みの関係性」についてまとめていきたいと思います。

Tomy
しっかりと理解して、シンプルに伝える!この意識が大切ですね。



コリが「痛み」を引き起こすプロセス

ハテナちゃん
コリによって痛みを感じるのはどうしてですか??

プロセスは以下の一連の流れに基づきます。

  1. 筋肉の「動き」が不足し…
  2. 「筋ポンプ」の働きが低下すると…
  3. 「血液の流れ」が悪化します。

すると、

  1. 「老廃物」が蓄積し…
  2. 筋肉内の「環境」が悪化(酸化、酸素不足)することで…
  3. 筋肉内に”コリ”が生まれます。

これを受けて

  1. 「伝達物質」が脳へ行き着くと…
  2. 脳が「痛み」を知覚します。

これが一般的に言われる「コリが痛みを引き起こすプロセス」です。

Tomy
最大の原因は「血液の流れが悪くなること」にあるんですね!

基本的に血液の流れは

  • 心臓の拍動
  • 筋肉の伸び縮み運動(ポンプ作用)

によって促進されていきます。

(引用:FutamiTC.jpより)

しかし、長時間同じ姿勢を維持し続けると、筋肉の動きが減少して、筋ポンプがうまく働かなくなります。

すると新鮮な血液が不足し、筋肉内が「酸素不足・栄養不足」になっていきます。

この状態が長く続くと、血液内の一部成分が

「あそこの筋肉、ちょっとピンチだよ!」

と脳に対してSOS信号を伝えます。

このSOS信号こそが「痛み」の知覚になっているわけです。

 

コリを解消するためには?

上記の流れが理解できれば対策は立てやすくなります。

コリによる痛みやだるさの大部分は

「新鮮な血液が不足しているよー、苦しそうだよー!」

というSOS信号ですから、まずはその箇所に新鮮な血液を送ってあげることが大切です。

Tomy
  • マッサージなどの「コンプレッションケア(圧を加えるもの)」
  • ストレッチなどの「伸張ケア」
  • お風呂やホットパックなどの「温熱ケア」
  • ジョギングやヨガなどの「有酸素運動ケア」

が代表的なケアの方法になります。

長年、SOS信号を無視し続けていると感受性が低くなり、痛みすらも感じにくくなってきます。

体の声にしっかりと耳を傾け、早め早めにケアをしていくことが大切です。

 

コリを予防するためには?

そもそも、コリを予防する為には「血液の流れが良い状態をキープする」ことが大切です。

そのためには”筋肉を固めない”こと、つまり”筋ポンプ”の働きを良好にしておくことが大切です。

ハテナちゃん
ポイントは「筋肉の動き」ですね!

たとえば

  • デスクワークでも、1時間に1度は席を立つ。
  • エスカレーターではなく、階段を使う。
  • バックは肩がけ(リュック)タイプにし、腕をしっかりと振る。
  • 1日の終わりには全身をストレッチする時間を作る。
  • 週に1度は軽くランニングする。

などのちょっとした運動習慣が大切です。

一度硬くなってしまった筋肉は、自らの”内圧”によってさらなる血行不良を招き、どんどん硬さが増していきます。

そして「痛み」を感じ始めると、その影響で交感神経が刺激されて、さらに筋肉が緊張状態へと突入していくことがあります。

これがまさに「コリからコリへの負のスパイラル」です。

Tomy
負のスパイラルに入ったら大変…。早め早めのケアが大切です。

 

まとめ

筋肉のコリに対するキーワードは「血液の流れ」を促進させることです。

そして、そのためには「筋肉を動かす」ことが重要です。

伸ばしっぱなしであれ、縮みっぱなしであれ、筋肉の動きが少ないと「血液の流れ」は悪くなってくるので、早め早めのケアを心がけていきましょう。

ではでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

うぱ
今日もありがとうぱ!

 

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ABOUT US
Tomy先生
千葉県出身。 現在は「健康」×「教育」の仕事に従事。 将来の夢は「全ての人が毎日身体のケアをする文化を創ること」。 ”歯磨きすること”と同じくらいの感覚で、体のケアをする文化が広まれば、きっと世界を変えていける!と信じている。 マイペースで群れることが嫌いな典型的なB型気質。西新宿にて週末個人サロン「Tomy's room(トミーズルーム)」を運営中。 ◯順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科(スポーツ医科学専攻) ◯日本ストレッチング協会:認定ストレッチインストラクター<JSA-CSI> ◯全米ストレングス&コンディショニング協会<認定パーソナルトレーナー(CPT)&認定SCスペシャリスト(CSCS)>