【頭髪ケアとストレッチ】継続的なストレッチで髪の毛を増やすことはできるのか?

年を重ねるにつれて気になってくるのが「髪の毛」です。

肩こり予防にはストレッチ、虫歯予防には歯磨きがありますが、頭髪予防にはどのような手段があるのでしょうか?

ハテナちゃん
髪のケアって、シャンプー以外にあるんですか?
Tomy
では今回は「髪の毛のケア方法」についてまとめていきましょう!



髪の毛の構造

まずは髪の毛の構造からです。

髪の毛は、目に見えている「毛幹:もうかん」部分と見えていない「毛根:もうこん」部分とに分かれています。

Tomy
木でいうところの”幹と枝”「毛幹」で、”根っこ”の部分が「毛根」です。

(引用:www.nukege.orgより)

髪の毛の見た目は「毛幹」部分によって左右されますが、最も大事なのは「毛根」に存在している「毛乳頭:もうにゅうとう」です。

この「毛乳頭」には「毛母細胞:もうぼさいぼう」と呼ばれる細胞があり、ここが成長することで髪の毛は伸びていきます。

ハテナちゃん
根っこの部分に細胞があるんですね!
Tomy
そうです。ここが成長することで髪の毛は強く、たくましくなるわけですね!

個人差もありますが、一般的には

  • 1日あたり約0.3〜0.5mm
  • 1ヶ月で約1.5 cm

ほど伸びると言われています。

健康な状態であれば、1つの毛穴からはおよそ3本程度の毛が生えており、1本抜けるとまた新しい1本が生えてくる…という循環が起こっています。

 

【髪の毛を強くするためには?】

ハテナちゃん
髪の毛を強く・たくましくするためにはどうすればいいんですか?

そもそも髪の毛は「毛母細胞」から生まれる細胞の一部です。

つまり、体を構成している筋肉や爪などと同じ”タンパク質”の1つです。

(引用:同上)

「毛母細胞」も毛細血管から栄養素を受け取っている細胞であるため「血液の流れ」が良好になれば細胞の活動は促進されます。

したがって「血液循環のよい体」を作ることができれば、頭皮に対してもプラスの影響を与えられると言われています。

この観点から考えれば『継続的なストレッチで髪の毛を増やすこと』は十分可能であると推測されます。

ハテナちゃん
え!ストレッチで…!?

しかし、頭皮には薄い筋肉層筋膜しか存在していません。

このため全身のストレッチをしても、頭皮に対する大幅な血流促進効果は期待できないかも…しれません。

頭部には”直接的”「頭皮マッサージ」等のケアが重要です。

Tomy
「全身のストレッチ」「直接的な頭皮ケア」両方を取り入れるのがベストですね。

合わせて食事内容や睡眠時間なども気を付けていきましょう!

 

髪の毛が弱ってしまうのはなぜ?

  • 食生活は問題ない。
  • 毎日シャンプーもしている。
  • 睡眠時間もたっぷりとっているし、
  • 運動習慣もある…。

それなのにも関わらず、髪の毛が弱くなってしまう…これは現実的にあり得る話です。

これは一体なぜでしょうか?

ハテナちゃん
たしかに…ジムで運動している健康的な人たちも意外と髪の毛が薄かったりしますよね??
Tomy
そうですね。これはホルモンの影響も受けていると考えられています。

鍵を握っているのは「ジヒドロテストステロン」と呼ばれる男性ホルモンの1つです。

このホルモンが毛根部分に存在している「アンドロゲンレセプター」という受容器に反応すると、髪の毛の成長が止まってしまい、抜けやすくなると言われています。

つむじ部分やおでこ部分の髪の毛が特に抜けやすくなるのは、この受容器が他の箇所に比べて多く存在しているからです。

このホルモン量は自分の意思ではコントロールできません。

また、受容器の量も遺伝などの影響を大きく受けるため、生活習慣を正しても抜け毛対策には限界がある…と考えられています。

 

【髪の毛を強くするために必要なこと】

ハテナちゃん
えぇ〜、じゃあどうすればいいんですか??

前述した「ジヒドロテストステロン」というのは、男性ホルモンである「テストステロン」「5αリダクターゼ」という酵素が”結びついた時”に発生すると言われています。

つまり、この酵素を男性ホルモンに”結びつけなければ”「ジヒドロテストステロン」は生じず、髪の毛は弱くならないわけです。

メディアや街中でよく見かける「育毛剤」は、この結びつきを抑制する効果があるものがほとんどです。

Tomy
酵素とホルモンをくっつけないこと、これが大事です。

ただこの反応を起こすためには”頭皮ケア剤”が必要不可欠になってきます。

「育毛剤」とも言われる”頭皮ケア剤”は、頭皮に直接塗布することで「毛球」部分にアプローチをしています。

(引用:同上)

しかし、この時に邪魔になるのが毛穴に詰まっている「脂質」です。

(引用:「ショック!頭皮の角栓様物質を取り除かないとハゲる!?」より)

どんなに高級な「育毛剤」を塗布しても、毛穴がふさがっていたら表面を流れ落ちてしまいます。

したがって

  • 適切な頭皮ケアをして「脂質」をコントロールすること
  • 毛球にまで浸透する「頭皮ケア剤」を活用すること

この2点が頭皮ケアにおいては大切だと言われています。

ハテナちゃん
なるほど。毎日のシャンプーと合わせて頭皮ケアが大切なんですね。

日常生活のコントロールができているのに抜け毛等が気になる方は、毎日のシャンプーのあとにぜひ頭皮ケア習慣を始めてみてください。

 

まとめ

髪の毛も体の細胞の1つであるため、血行を促進すればある程度の改善は見込めると言われています。

継続的なストレッチと合わせて食事内容、睡眠時間、運動習慣などを「健康」にしていくことが大切です。

ただ、これらの生活習慣をきちんとコントロールしても、髪の毛が弱くなってしまうことはあります。

その際はぜひ早めに「頭皮ケア」にも取り組んでみてください。

ではでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

うぱ
では今日もありがとうぱ!

 

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ABOUT US
Tomy先生
千葉県出身。 現在は「健康」×「教育」の仕事に従事。 将来の夢は「全ての人が毎日身体のケアをする文化を創ること」。 ”歯磨きすること”と同じくらいの感覚で、体のケアをする文化が広まれば、きっと世界を変えていける!と信じている。 マイペースで群れることが嫌いな典型的なB型気質。西新宿にて週末個人サロン「Tomy's room(トミーズルーム)」を運営中。 ◯順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科(スポーツ医科学専攻) ◯日本ストレッチング協会:認定ストレッチインストラクター<JSA-CSI> ◯全米ストレングス&コンディショニング協会<認定パーソナルトレーナー(CPT)&認定SCスペシャリスト(CSCS)>