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肥満というのは「摂取>消費」の関係性が成り立つときに発生します。
大きな要因は以下の2つです。
- 糖質、脂質の摂りすぎ
- 運動不足
ではその時、体の中では何が起こっているのでしょうか。
今日は「体脂肪が蓄積されていくメカニズム」についてまとめていこうと思います。
脂肪細胞の増え方
ダイエットをしている方にとって「脂肪」というキーワードは敵かもしれません。
しかし、脂肪は「エネルギー源の貯蔵器官」として、安定したエネルギー供給を行うために必要不可欠な存在です。
ではこの脂肪はどのように増えていくのでしょうか?
<標準体型>
大人に至るまでの成長過程においては、脂肪細胞の「数」が少しずつ増加していきます。
脂肪細胞の「数」の増加は必然的なものであり、どんな人でも一定量の体脂肪は抱えることになります。
「数」が増えることによって「質量」が増え、抱えることができるエネルギー量も増加していきます。
<ぽっちゃり体型>
成長過程が終わってしまうと、脂肪細胞の「数」は頭打ちになってきます。
数は変わらない状態で、糖質・脂質が必要以上に多く入ってくると、次は脂肪細胞1つあたりの「大きさ」が膨らんでいきます。
個人差はあるものの、3〜5倍程度まで大きくなると言われています。
ぽっちゃり体型の方は、脂肪細胞の”数”は変わらないものの、脂肪細胞1つに含まれる中性脂肪の”量”が多いことで太ってしまっています。
<肥満体型>
細胞はいわば”箱型”ですから、もちろん限界容量があります。
1つの脂肪細胞に入りきる中性脂肪の上限は、およそ1μgと言われています(1マイクログラム=1mgの1/1000)。
大きさの上限を超えても、なお中性脂肪が摂取され続ける場合には、やむをえず脂肪細胞の「数」が再び増え始めます。
その後は新しく生まれた脂肪細胞にも中性脂肪が蓄積されていき、また上限を超えたら新しい細胞が生まれ…の無限ループになっていきます。
脂肪細胞の”数”に物理的な上限はないので、体は果てしなく大きくなってしまいます。
最強のダイエット方法
すなわち太るというのは
- 脂肪細胞1つあたりの「大きさ」が膨らむこと
- 脂肪細胞の「数」が増えること
のかけ算によって成り立っています。
ポイントは「いかにして1脂肪細胞あたりの中性脂肪の量をコントロールするか」です。
すなわち、体重の変動をどう抑えるかが重要になってきます。
<レコーディングダイエット>
世の中には様々なダイエット方法があります。
しかし、特定の食品のみを摂り続けることで、逆に健康を害してしまう本末転倒のダイエット方法も存在しているのが現実です。
ダイエットを行ううえで一番大事なのは、日々の管理、すなわち自分の体重に対する「興味、関心」です。
肥満傾向にある人ほど、自分の体重から”逃げて”しまいます。
「とにかく毎日体重計に乗る!」
この「レコーディングダイエット」とも称される方法が、1番のダイエット法だと私は思います。
ちなみに私も毎日体重計に乗っています。
いつも使っているこの体重計は「インナースキャン」という機能が付いており、体重だけでなく水分量や骨密度まで測定できる優れものです。
(TANITA 【体重50g単位表示+アシストモード付き】 & 【乗った人をピタリと当てる「乗るピタ機能」搭載】 体組成計 インナースキャン50 BC-312-BR)
そして、そのデータをすべて記録しています。
記録しておくと体重の変動がわかるので
- 「最近ちょっと食べすぎだな。」
- 「水分補給をもう少ししないとな。」
といった気づきを得ることができます。
最初のうちは面倒かもしれませんが、習慣化すればこっちのものです。
ぜひ試してみてください。
まとめ
脂肪細胞の怖さはなんといっても「上限がない」ことです。
食べて飲んでを繰り返し、全く運動をしなければ、脂肪はどんどん体の中に蓄積されていきます。
そして脂肪細胞の「数」が増えてしまうと、なかなか脂肪はおちていきません。
だからこそ、自分の体重に対して興味をもち、体重の変動をなくすことが1番大切です。
ぜひ今日から体重測定を始めてみてください。
では今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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