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ほぐしてもほぐしても一向にラクにならない腰のつらさの際は、一度腰から目を離し「腸腰筋」に注目してみることが大切です。
今日は「腰と腸腰筋ストレッチ」の関係性についてまとめてみようと思います。
腸腰筋とは
腸腰筋というのは「大腰筋」と「腸骨筋」から構成されている筋肉です。
腰椎と腸骨(骨盤)からスタートし、大腿骨の内側につながっています。
主な役割は「股関節の屈曲」です。
- 足を持ち上げる動き(歩く時に踏み出す動き、階段の登る動き)
- 椅子に座った際に、上半身が後ろに倒れないように支える動き
などをしています。
腰とのつながりは「横」から見ることでよりわかりやすくなります。
もう少しわかりやすくなるように、手前側の腸骨を取り除いてみると…
このようになります。
筋肉の走行が骨盤の恥骨部分を乗り越えるために「三角形」にカーブしているのがわかると思います。
これにより、腸腰筋が疲労して硬くなってくると「腰椎」と「腸骨」が前方に引き出されてしまいます。
これはいわゆる「反り腰」と呼ばれる状態です。
この状態に陥ると、腰の筋肉は拘縮することでバランスを取ろうとし始めます。
つまり、腰の筋肉のこわばりは腸腰筋の硬さに対抗する形で現れるものであり、どんなに腰をほぐしてもこの腸腰筋が硬い限りは腰も常につらい状態ということになってしまいます。
慢性化した腰のつらさがある際は、思い切って「腸腰筋のストレッチ」に時間をかけてみることが大切です。
腸腰筋のストレッチ
腸腰筋のストレッチのポイントは「骨盤の後傾位をキープしたまま、股関節のみを伸展させる」ことです。
胸を張ってしまうと骨盤が前傾(反り気味)になってしまうため、目線はおへそ辺りに落とし、背中を軽く曲げておくようにしましょう。
腰が反ってしまうと怪我につながってしまう場合もあるので、注意が必要です。
また、股関節が硬いとストレッチポジションを取ること自体も難しくなります。
そういう場合は無理をしないで、信頼できるストレッチ専門店などに行かれることをオススメします。
まとめ
人の体というのは、前後左右そして上下の筋肉が密接に関連しています。
一部位が長期的につらいというのは、姿勢や骨格そのものが乱れてしまっている場合もあるので、視野を広げてケアをしていくことが大切です。
腰のつらさは、背骨と骨盤の動きを前方からコントロールしている「腸腰筋」をゆるめることでラクになることがあります。
ぜひ無理をしない程度に試してみてください。
では今日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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[…] 参考記事:https://tomy-blog13.com/2017/09/25/【腰痛と腸腰筋ストレッチ】腰のつらさには腸腰/ […]