【動作×関連筋の基礎知識】「どこをほぐせばいいんだろう?」アイディアを生み出す3つの方法

ハテナちゃん
肩こり。。こんなに硬くて…一体どこをほぐせばいいんだろう?

「どの部分(筋肉)をケアすればいいか」というアイディアは、

  • 今とっている”動作”
  • その動作を生み出している”筋肉”

この2つをセットで学ぶことが大切です。

今回は「動作×関連筋の基礎知識」についてまとめていこうと思います。

 

どこをケアすればいいんだろう?

例えば「デスクワーク」「肩がお疲れ」のAさんがいたとしましょう。

デスクワーク…肩が疲れている…

そこから思いつくのは。。

ハテナちゃん
”僧帽筋”のケアですか!?

となってしまうのは、やや短絡的なアイディアでしょう。

もちろん僧帽筋のケアも大切ですが、デスクワークに関連する筋肉も合わせてケアしていかなければ、根本的な解決はできません。

ハテナちゃん
ではどこをケアしていけばいいんですか?

ケアをしていく筋肉を見定めるアイディアとしては、

  1. 疲れの原因になっている”動作を分析”してみる
  2. その動作で”使われる筋肉”を探してみる
  3. ”どの筋肉”をほぐしていくかを決める

という方法があります。

一見難しそうに見えますが、具体例で考えてみると意外とシンプルです。

 

<①動作の分析>

では「デスクワーク」「肩がお疲れ」のAさんの例で考えてみましょう。

まずはデスクワーク中の動作を分析してみます。

肩〜指先の動きは

  • =やや前方に屈曲、タイピング時はやや内旋
  • =基本的には屈曲、タイピング時は回内、スマホ操作時は回外
  • 手首、指先=タイピング時は屈曲(ただキーを押さないとき(宙に浮いているとき)はやや伸展)

上半身全体の動きは

  • =前方屈曲(頭の重さを引き上げるために、伸展筋が常に伸張性収縮)
  • 脊柱=前方屈曲(同上)

下半身の動きは

  • 股関節=常に屈曲
  • =屈曲

という動きをとっています。

それぞれの動作がわかったら、そこに関連する筋肉を挙げていきます。

 

<②動作を生み出す関連筋>

ここでは肩をターゲットにして深堀りしてみましょう。

肩周りの動作というのは

  • =やや前方に屈曲、タイピング時はやや内旋

でした。

「肩の屈曲」を生み出しているのは、

  1. 大胸筋
  2. 三角筋
  3. 烏口腕筋
  4. 上腕二頭筋
  5. 前鋸筋

という筋肉群です。

(引用:筋肉のハナシ*以下同様)

また「肩の内旋」を生み出しているのは、

  1. 大胸筋
  2. 三角筋(特に前部線維)
  3. 広背筋
  4. 大円筋
  5. 肩甲下筋

という筋肉群です。

つまり、デスクワーク姿勢における「肩の動き(屈曲&内旋)」

  1. 大胸筋
  2. 三角筋
  3. 烏口腕筋
  4. 上腕二頭筋
  5. 前鋸筋
  6. 広背筋
  7. 大円筋
  8. 肩甲下筋

という8つの筋肉によって生み出されているということがわかります。

Tomy
あくまで主として働く筋肉たちですね(協働筋や筋肉のつながりは一旦外して考えています)

これがわかれば、後はその筋肉の位置を把握してほぐしていくだけです。

 

<③どの筋肉をほぐしていくか>

肩がお疲れのAさんであれば、僧帽筋や三角筋をほぐすのは当然です。

大切なのは、そこから一歩踏み込んで考えてみることです。

まず肩の付け根にある「烏口腕筋」はほぐしましたか?↓

この烏口腕筋は「上腕二頭筋」とともに「小胸筋」と連鎖しています。

したがって、猫背気味の方はより硬くこわばっている傾向があります。

また肩甲骨を動かす「前鋸筋」には目を向けましたか?↓

この前鋸筋は「外腹斜筋」につながっているため、体幹部分のこわばりにも影響を及ぼしています。

このようにその動作と関連筋肉をひもづけられると「どこの筋肉を中心にほぐせばいいのか」というアイディアが湧いてくるようになります。

ハテナちゃん
難しそうですが、、なんだか面白そうですね!

人の体には、万人に共通する魔法のポイントなど存在しません。

それゆえに「ここをほぐしてみたらどうだろう?」「もしかしたらこっちが硬いんじゃないか?」

というアイディアの引き出しをたくさん持っておくことが大切です。

 

どうやって学ぶ?

ただこういった知識を体系的に身につけるのは意外と大変です。

そして本屋さんで売られている本には、意外と載ってない情報です。

そこで共感していただける方に向けて「ノウハウ集」を作成してみました。

Tomy
より実践に基づいた内容になっています。

興味のある方はぜひ覗いてみてください(詳細はこちら:【トップセラピスト養成講座】)。

 

まとめ

今よりもう一段階スキルアップするためには

  1. 疲れの原因になっている”動作を分析”してみる
  2. その動作で”使われる筋肉”を探してみる
  3. ”どの筋肉”をほぐしていくかを決める

という思考回路をもつことが大切です。

ぜひ筋肉周りの勉強もしっかりして、セラピストとしてのスキルを上げていきましょう。

では今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

うぱ
今日もありがとうぱ!

 

<セラピストの皆さんへ>

トップセラピストに必要な“実践的ノウハウ”をまとめています。

→【トップセラピスト養成講座(全50話)

==

また現場で活躍するセラピストに向けた“人気コラム”も書いています。

→【セラピストサロン

ぜひ覗いてみてください。

シェア・ブックマークも忘れずに

「また後で見に来よう!」で見失わないように、シェア・ブックマークボタンをぜひご活用ください。


 

ABOUTこの記事をかいた人

千葉県出身。 現在は「健康」×「教育」の仕事に従事。 将来の夢は「全ての人が毎日身体のケアをする文化を創ること」。 ”歯磨きすること”と同じくらいの感覚で、体のケアをする文化が広まれば、きっと世界を変えていける!と信じている。 マイペースで群れることが嫌いな典型的なB型気質。同居人(?)”うぱ”とののんびりライフを進行中。 ◯順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科(スポーツ医科学専攻) ◯日本ストレッチング協会:認定ストレッチインストラクター<JSA-CSI> ◯全米ストレングス&コンディショニング協会<認定パーソナルトレーナー(CPT)&認定SCスペシャリスト(CSCS)>