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人間の体には”伸び感”を感じるセンサーが存在しています。
このセンサーの存在を知り、適切に利用することでストレッチの効果を高めることができます。
今日はストレッチを行う上で大切な「伸び感センサーの役割」についてまとめていこうと思います。
センサーの正体
筋肉内には大きく分けて2種類のセンサーが存在しています。
それが
- ”筋肉内”に存在している「筋紡錘(きんぼうすい)」
- ”筋腱移行部”に存在している「腱紡錘(けんぼうすい)」
の2つです。
ではそれぞれをシンプルにまとめていきましょう。
<筋紡錘の働き>
「筋紡錘」というのは”筋肉の末端〜中央部”に存在しています。
筋線維と”並行”に並んでおり、ストレッチされると筋肉と一緒に伸ばされます。
(引用:あましこくしより)
このセンサーの最大の役割は「筋肉の”長さ”」の感知です。
グッと急激な伸びが加えられた際に反応し、筋肉を守るためにギュッと筋肉を収縮させます。
この反応を「伸張反射」といいます。
この伸張反射は筋肉が”ギュッと縮む”反応ですから、ストレッチ中にはなるべく引き起こしたくない反応です。
コントロールするためのポイントは、長さ変化における”スピード”です。
関節の角速度が”秒速5秒以下”だと、伸張反射は起きにくいと言われています。
1秒間に”5度”動かす…というのはかなりゆっくりとした動きです。
ぜひ意識してストレッチをしてみてください。
<腱紡錘(ゴルジ腱器官)の働き>
「腱紡錘」はその名の通り、”筋腱移行部”に多く存在しています。
(引用:世田谷区三軒茶屋の整体 カイロプラクティック(腰痛 肩こり) – FC2より
このセンサーは、腱に対して”垂直”に配列されています。
最大の役割は「腱にかかる”張力”」を感知することです。
大きな張力を感じると、腱紡錘は「運動神経」を抑制させ”筋肉の脱力反応”を引き起こします。
「腱」というのは、筋肉両側の末端部分に存在しています。
したがって腱紡錘は
- 筋肉が強く伸ばされるとき
- 筋肉が強く縮んでいるとき
の両方で働きます。
(引用:丸山カイロプラクティックより)
「PNFストレッチ」などは、まさにこの原理を活用しているストレッチになります。
まとめ
筋肉内に存在する2つのセンサーの違い、ご理解いただけたでしょうか?
- 筋紡錘=伸ばされる際の「長さの変化」を感知し、「伸張反射」を引き起こす。
- 腱紡錘=伸ばされる際の「張力の大きさ」を感知し、筋肉に「脱力反応」を引き起こす。
体の原理を理解しながらストレッチを行うと、いつものストレッチがより効果的になってきます。
ぜひ今日のストレッチから取り入れてみてください。
では今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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