【ストレッチ中の寝落ち】ストレッチをしたまま眠りにつくのは大丈夫!?

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ハテナちゃん
ストレッチ中にそのまま寝てしまうのは良いことですか?悪いことですか?

お風呂上りのセルフストレッチ中や、お店でストレッチをかけてもらっている時、ついウトウトしてしまった経験はありませんか?

これ、実は結構危険な行為でもあります。

今日は「眠りとストレッチの関係性」についてまとめていこうと思います。

 

リラックスするのはいいこと

まず前提として覚えておくべきことは「睡眠というのは、最も”副交感神経”が優位になっている状態である」ということです。

これはすなわち、最もリラックスしている瞬間であることを意味しています。

副交感神経が優位(体がリラックス状態)になれば、

  • 筋肉の無駄な力みがとれる
  • 心拍数・血圧が低下し、体の負担が少なくなる

ことで、ストレッチ効果は向上することが期待されます。

ハテナちゃん
なるほど!リラックスするのはいいことですね!

しかしながら、ストレッチ中に寝てしまう(あるいは寝ている状態でストレッチを行う)ことは、あまりオススメ”できません”

 

眠ってしまうことの弊害

私たちの体は、睡眠状態に入ると”痛みの感受性”が著しく低下します。

痛みを感じにくい=体を守れない、ということです。

これによって意図せずとも筋腱を伸ばしすぎてしまい、痛めてしまうことがあります。

Tomy
気が付いたら体が痛い…という状態になりかねないわけです。

特にストレッチ動作を行ったまま”寝落ち”してしまうと、筋肉が伸ばされたまま固定されます。

それによって、

  • 血流悪化により、筋肉が硬くこわばる
  • 神経の圧迫により、痺れ(鈍痛)がでる
  • 可塑性*により、結合組織(筋膜/腱/靭帯/関節包など)の形状が乱れる
  • 筋性防御反応により、筋肉が逆に収縮する(こわばる)

といった悪影響が考えられます。

可塑性(かそせい):一定以上の力を加えると物体が変形し、その力を取り除いた後も変形したままで元に戻らない性質のこと。

イメージとしては”首の寝違え”です。

長時間伸ばされたまま固定されると、筋腱は緩むどころか逆にこわばります。

眠りにつくのは、ストレッチが終了してからにしましょう。

Tomy
マッサージ中ならまだしも、ストレッチ中の寝落ちは危ないです。

 

まとめ

ストレッチによって眠くなることは、悪いことではありません。

しかし、ストレッチをしたまま眠ってしまう(あるいは眠った状態でストレッチを行う)のは、体を痛めてしまう危険性があるので注意が必要です。

身近な問題なので、ぜひ覚えておきましょう。

では今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

うぱ
今日もありがとうぱ!

 

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Tomy先生
千葉県出身。 現在は「健康」×「教育」の仕事に従事。 将来の夢は「全ての人が毎日身体のケアをする文化を創ること」。 ”歯磨きすること”と同じくらいの感覚で、体のケアをする文化が広まれば、きっと世界を変えていける!と信じている。 マイペースで群れることが嫌いな典型的なB型気質。西新宿にて週末個人サロン「Tomy's room(トミーズルーム)」を運営中。 ◯順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科(スポーツ医科学専攻) ◯日本ストレッチング協会:認定ストレッチインストラクター<JSA-CSI> ◯全米ストレングス&コンディショニング協会<認定パーソナルトレーナー(CPT)&認定SCスペシャリスト(CSCS)>