【厳選!肩・腰・頭痛の一般臨床】最低限知っておくべき「疾患名」と「症状の内容」とは?

「ストレッチを受けてみたい」とご来店されるお客様の中には、単なる「筋疲労」ではなく「疾病」を抱えている方もいらっしゃいます。

  • 肩関節周囲炎なんですけど…」
  • 胸郭出口症候群と言われたんですけど…」
  • 偏頭痛がひどくて…」

皆さんはそれら「一般臨床」の症状を理解できていますか?

ハテナちゃん
…えぇ。全然わからないです。。

適切な知識(情報)を持っていないと「ストレッチを行っていいのか、悪いのか」の判断をつけることができず、双方にデメリットが及んでしまう場合があります。

Tomy
今日はよく耳にするであろう「肩・腰・頭」まわりの一般臨床について簡単にまとめていこうと思います。



前提として…「治す」はNG

まず知っておかなければならないことは「医療行為」についてです。

ハテナちゃん
医療行為って何ですか?

医療行為というのは

  • 「診断」
  • 「手術」
  • 「治療」

などを行う行為です。

わかりやすく言うと「怪我や病気を”特定”して、”治す”行為」の総称です。

日本において、この医療行為を行えるのは「お医者さんだけ」です。

Tomy
医師の国家資格を持っていない人は、怪我や病気の”特定(診断)””治す行為(治療)”は絶対に行ってはいけません。
 

介護職やリラクゼーション、整体等に従事しているスタッフが

  • 「あ〜、これは肩関節周囲炎”ですね”(特定=診断行為)」
  • 「ではストレッチで頭痛を”治して”いきますね(治療行為)」

などの発言・行為を行うことは、違法となります。

一般臨床をしっかりと理解し「治す」必要性がある場合は、速やかに医療機関へと誘導しましょう。

ハテナちゃん
「治す」はNGなんですね。わかりました!

その前提を押さえたうえで以下へと進みます。

 

肩まわりの一般臨床

ではまず肩からいきましょう。

肩まわり(首も含めて)は5つほど紹介します。

  1. 頸肩腕症候群
  2. 肩関節周囲炎
  3. 胸郭出口症候群
  4. 変形性頚椎症
  5. 頚椎椎間板ヘルニア
ハテナちゃん
漢字ばっかりで…心が折れそう。。

ではそれぞれをなるべく”シンプル”にまとめていきます。

 

<①頸肩腕症候群>

「頸肩腕症候群(:けいけんわんしょうこうぐん)」というのは、いわゆる「肩コリ」のことです。

首、肩、肩甲骨、腕などに起こる筋肉のこわばりの”総称”であり、痛みはあっても検査等で原因をはっきりと特定できないものを指しています。

Tomy
「肩こり」という診断名はないんですね。

 

<②肩関節周囲炎>

「肩関節周囲炎」というのは、いわゆる「四十肩・五十肩」のことです。

加齢に伴って肩関節周りの動きが悪化して、大きな痛み可動域制限が生じます。

原因は断定できないことが多く、「炎症説」や関節内部の「骨化(石灰化)説」などがあります。

 

<③胸郭出口症候群>

「胸郭出口症候群(:きょうかくでぐちしょうこうぐん)」というのは、肋骨と鎖骨の間に血管や神経が挟まってしまうことです。

Tomy
特に「小胸筋」「斜角筋」「鎖骨下筋」がこわばってしまうことが原因であると考えられています。

(引用:Naverまとめより)

神経や血管が圧迫されることによって、指先にしびれ冷え等が生じます。

 

<④変形性頚椎症>

「変形性頚椎症(:へんけいせいけいついしょう)」とは、加齢に伴って脊椎が変形して、内部の神経を圧迫してしまう症状です。

トゲのような骨(骨棘)ができてしまうことが原因の1つとなっています。

 

<頚椎椎間板ヘルニア>

「椎間板ヘルニア」は、腰などでも生じやすいので、名称を聞いたことがある方もいるかと思います。

ハテナちゃん
ヘルニアって聞いたことあります!どんな症状なんですか?

ヘルニアというのは、椎間板内の「髄核」が外にはみ出し、神経を圧迫してしまう状態のことをいいます。

Tomy
こんなイメージですね。

(引用:腰痛トレーニング研究所より)

神経に刺激が入ってしまうので、痛みしびれなどを引き起こす場合が多いです。

 

腰まわりの一般臨床

次に腰まわりについても5つほど紹介します。

  1. 筋膜性腰痛
  2. 座骨神経痛
  3. 急性腰痛症
  4. 腰部脊柱管狭窄症
  5. 腰椎分離症・すべり症

ではこちらもなるべく”シンプル”に概要をまとめていきます。

ハテナちゃん
シンプルが一番♡

 

<①筋膜性腰痛>

最も一般的な腰のいたみ・だるさがこの「筋膜性腰痛」です。

”急性”のものはスポーツ動作等で筋膜の一部が傷ついてしまうことで生じ、”慢性”のものは瘢痕化(線維化)によって生じるケースが多いです。

筋疲労による筋肉のこわばりが原因になっていることが多いので、丁寧なケアが必要です。

 

<②座骨神経痛>

「座骨神経痛」とは、坐骨神経が圧迫されることで生じる痛みしびれの総称です。

「坐骨神経」とは人体の中で最も”太い”神経であり、下のイラストのように腰椎側方から足に向かって伸びています。

Tomy
こんな感じです。

(引用:Rinato鍼灸整骨院より)

腰椎の出口付近(椎間孔周辺)や、お尻周りの筋肉(梨状筋など)が硬いことで、坐骨神経が圧迫されてしまうケースが多いとされています。

 

<③急性腰痛症>

「急性腰痛症」とは「ぎっくり腰」のことです。

腰周辺に強い負荷が突然かかることで、軽度の炎症が起こってしまいます。

原因・メカニズムの特定は難しく「筋肉の炎症」「腰椎のズレ」など様々な要因が考えられます。

Tomy
ぎっくり腰は、別名「魔女の一撃」などとも呼ばれ、”突然”大きな痛みが生じるのが特徴です。

筋肉を柔らかい状態に保っておくことが大切です。

 

<④腰部脊柱管狭窄症>

「腰部脊柱管狭窄症(:ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」とは、加齢によって脊椎管内が狭くなり、内部を通る神経が圧迫されることで生じます。

足にしびれや痛みを伴うこともあり「間欠跛行(かんけつはこう)」が見られるのが特徴です。

ハテナちゃん
かんけつ…はこう…?
Tomy
間欠跛行とは「歩く→痛む→ちょっと休めば…また歩ける」状態のことです。

(引用:秋田県立脳血管研究センターより)

ぜひ覚えておきましょう。

 

<⑤腰椎分離症・すべり症>

「腰椎分離症」とは、スポーツ動作等で腰椎の一部が断裂し、分離してしまう症状のことです。

「すべり症」とはその名の通り、腰椎の一部が前方にずれてしまうことです。

Tomy
こんな感じです。

(引用:腰痛オンラインより)

どちらも骨の柔らかい成長期の子供(特にスポーツを行っている子供)によく見られます。

 

頭痛の基礎知識

最後に頭痛についてです。

頭痛に関しては疲労や睡眠不足などの一般的なものから重度の疾患にいたるまで、いろいろな要因があります。

ここでは

  1. 症候群性頭痛
  2. 機能性頭痛

大きく2つにまとめて紹介します。

ハテナちゃん
わたしも偏頭痛持ちで…

 

<①症候群性頭痛>

「症候群性頭痛」とは、脳などの病気が原因で起こる頭痛の総称です。

脳内出血脳腫瘍くも膜下出血髄膜炎など深刻な症状である可能性があります。

 

<②機能性頭痛>

機能性頭痛とは原因を断定できない頭痛の総称です。

  1. 「緊張型頭痛」=締め付けられるような痛み。寝込むほどではないが長引くのが特徴。
  2. 「偏頭痛」=ズキズキとした拍動性の痛み。強い痛みが日に2〜3回起こるのが特徴。
  3. 「混合型頭痛」=慢性化することで上記2つが併発する痛み。
ハテナちゃん
同じ頭痛でもいろいろな種類があるんですね!

これらの痛みは、疲労や筋肉のこわばり、睡眠不足、ストレスなどで生じる可能性が高いです。

頭痛が長引く場合は、生活習慣そのものを見直していきましょう。

 

まとめ

今回は一般臨床の基礎を一通りまとめてみました。

疾患名すら知らない状態だと思わぬ事故を招いてしまう可能性があります。

まずは基本的な「疾患名」「症状の内容」は必ず押さえておきましょう。

ではでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

うぱ
今日もありがとうぱ!

 

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では改めまして…いつもありがとうございます。



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ABOUTこの記事をかいた人

千葉県出身。
現在は「健康」×「教育」の仕事に従事。

将来の夢は
「全ての人が毎日ストレッチする文化を創ること」。
”歯磨きすること”と同じくらいの感覚で、体のケアをする文化が広まれば、きっと世界を変えていける!と信じている。
マイペースで群れることが嫌いな典型的なB型気質。同居人(?)”うぱ”とののんびりライフを進行中。

【順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科(スポーツ医科学専攻)卒・日本ストレッチング協会(JSA)会員:協会認定ストレッチインストラクター:CSI】