【主要ラインPart②】プロなら知っておきたいアナトミートレインの3ライン(Advance of Anatomy Train 3 lines)

今回は【前回のブログ】で紹介したアナトミートレインの続編です。

前回は

  1. 浅層フロントライン(前側)
  2. 浅層バックライン(後ろ側)
  3. ラテラルライン(側面)
  4. スパイラルライン(立体)

の4ラインを紹介しました。

今回は

  1. アームライン(腕周り)
  2. ファンクショナルライン(動作)
  3. 深層フロントライン(深部)

の3ラインについてまとめていこうと思います。

いずれも日常生活や運動時において、とても重要な役割をラインです。
Tomy先生
Tomy先生

ぜひ1つずつじっくり学んでみてください。

動画で学びたい方はこちら↓

 

アームライン(4種類)

1つ目に紹介するラインは「アームライン」です。

このラインは

「浅層フロントアーム」

「深層フロントアーム」

「浅層バックアーム」

「深層バックアーム」

の4ラインに分けられています。

(引用:アナトミー・トレイン [Web動画付] 第3版: 徒手運動療法のための筋筋膜経線より)

筋肉の走行は「深さ」によって分けられています。

前側の”浅い”ラインは「大胸筋〜前腕」へつながっており、

”深い”ラインは「小胸筋〜上腕二頭筋」へとつながっています。

筋肉の深さでつながっている部位が違うんですね!

また後ろ側の”浅い”ラインは「僧帽筋〜三角筋〜前腕」へとつながり、

”深い”ラインは「肩甲挙筋・菱形筋〜上腕三頭筋」へとつながっています。

日常生活における「荷物をもつ」「パソコンを使う」…などの動作は、1つの筋肉で行うのではなく、これらの筋肉が連動することで作り出されています。

長時間のデスクワークによる肩こりは、こういったところにも原因があるんですよ!
Tomy先生
Tomy先生

*より詳しくはコチラへ→アームライン(4種類)の位置と役割

 

ファンクショナルライン

6つ目は「ファンクショナルライン」です。

(引用:アナトミー・トレイン [Web動画付] 第3版: 徒手運動療法のための筋筋膜経線より)

大きな筋肉が多くてかっこいいラインですね!

ファンクショナル=”機能的な”という言葉の通り、歩行から激しいスポーツまでさまざま運動で使われるラインです。

このラインの筋肉群は

  • 野球の「投げる」動き
  • サッカー・ラクビーの「蹴る」動き
  • ヨット・カヤックの「パドリング」の動き

などで特によく使われます。

筋肉の走行イメージはこのようになっています。

競技能力を高めていく上では、見逃せないラインです!
Tomy先生
Tomy先生

*より詳しくはコチラへ→ファンクショナルラインの位置と役割

 

深層フロントライン

7つ目は「深層フロントライン」です。

(引用:アナトミー・トレイン [Web動画付] 第3版: 徒手運動療法のための筋筋膜経線より)

深層フロントラインは、今まで学んできた①〜⑥全てのラインの”内側”に存在している「コアとなるライン」です。

役割は多岐に渡りますが、横隔膜による「呼吸のリズム」を腰筋を通じて「歩行のリズム」につなげる重要な役割も担っています。

身体の外側だけではなくて、内側でもキレイにつながっているんですね!

筋肉の走行イメージはこのようになっています。

見逃しやすいラインだからこそ、しっかりと理解しておくことが大切ですね!
Tomy先生
Tomy先生

*より詳しくはコチラへ→深層フロントライン(DFL)の位置と役割

筋肉の具体的なラインについてはこちら↓

うぱ
今日もありがとうぱ!

動画で復習したい方はこちら↓



【番外編:オススメ本の紹介】

筋肉のつながりって面白いですね〜!
アナトミートレインについてもっと知りたくなりました!
そんなセラピストのために、今日はオススメ本を3つ紹介します(忖度なしです!)
Tomy先生
Tomy先生

 

『オススメ①:初級編』

まず初めての方にオススメなのが「カラー図解ムービングボディ―動きとつながりの解剖学」です↓

こちらの本に載っている情報は、”浅く・広い”です。

各ラインの基本的な特徴について、まんべんなく抑えてあります。

オールカラーでイラストも豊富なので、初めての方はぜひこの本から始めてみてください。

本全体が大きい&見やすい&わかりやすいので、最初のイメージをつかむ上ではオススメです。
Tomy先生
Tomy先生

ご注文はこちらから→ムービングボディ 動きとつながりの解剖学

 

『オススメ②:中級編』

基礎知識がある方にオススメなのが「アナトミー・トレイン 第3版: 徒手運動療法のための筋筋膜経線」です↓

個人的な見解としては、アナトミートレインに関する情報は、この本が1番面白くて勉強になります。

「筋膜」の基本的な仕組みはもちろんのこと、各ラインについての細かく丁寧な解説が載せられています。

特に「筋肉同士のつながり」「運動における役割」などは

「そうそう!こういう情報が欲しかったんだよね!」

と納得できる内容になっています↓

体の構造に興味がある方は必見ですよ!
Tomy先生
Tomy先生

ご注文はこちらから→アナトミー・トレイン [Web動画付] 第3版: 徒手運動療法のための筋筋膜経線

 

『オススメ③:上級編』

最後に紹介するのは「人体の張力ネットワーク 膜・筋膜―最新知見と治療アプローチ」です↓

こちらは筋膜の専門書で、500ページを超える大書です(重すぎて持ち運びはできないレベルです)。

それだけに情報量はとても豊富です。

情報を発信する側の方より正確で最新の知識を身につけたい方にはオススメです↓

最新の知見が盛りだくさん!オタク気質の方ならきっと気に入る一冊です。
Tomy先生
Tomy先生

筋膜やアナトミートレインに関する知識をより深めていきたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。

ご注文はこちらから→人体の張力ネットワーク 膜・筋膜―最新知見と治療アプローチ

 

<セラピストの皆さんへ>

難しい本はちょっと。。
そんな人もいると思い、ちゃんと用意しましたよ!
Tomy先生
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Tomy先生
千葉県出身。 現在は「健康」×「教育」の仕事に従事。 将来の夢は「全ての人が毎日身体のケアをする文化を創ること」。 ”歯磨きすること”と同じくらいの感覚で、体のケアをする文化が広まれば、きっと世界を変えていける!と信じている。 マイペースで群れることが嫌いな典型的なB型気質。西新宿にて週末個人サロン「Tomy's room(トミーズルーム)」を運営中。 ◯順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科(スポーツ医科学専攻) ◯日本ストレッチング協会:認定ストレッチインストラクター<JSA-CSI> ◯全米ストレングス&コンディショニング協会<認定パーソナルトレーナー(CPT)&認定SCスペシャリスト(CSCS)>