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ストレッチというのは、動物本来が持っている本能的な動きです。
今日は改めて「ストレッチの歴史」についてまとめてみようと思います。
そもそもストレッチとは?
ストレッチというのは、関節を動かすことによって筋肉を”引っ張って伸ばす”ことです。
動物の体は、大部分が”たんぱく質”で構成されているため、
- 体温が落ちたり(冷え)
- 動きが少なかったり(固定)
すると徐々に硬くこわばってしまいます。
こういったこわばりを防ぐために、筋肉を伸ばすことで血流を促進させ、体を動きやすくさせることがストレッチの大きな目的です。
”筋肉を伸ばす”という行為は、自然界に存在する動物の多くも行っています。
ライオンも↓
(引用:壁紙PCより)
キツネも↓
(引用:SwitchBoxより)
リスも↓
(引用:Naverまとめより)
皆、”ストレッチ(伸び)”をしています。
そもそも自然界を生き抜く動物たちにとって、体がこわばり自由に動けない…という状態は、生命の危機に関わります。
獲物を見つけたとき、または襲われたときに瞬時に動けるようにするためには、日常的に”ストレッチ(伸び)”をして筋肉の機能を高めておく必要があるわけです。
人間においても長時間のデスクワークや運転の後には、無意識のうちに”ストレッチ(伸び)”をしています。
”硬くこわばった筋肉に血液を流しこみたい”というのは、私たちが本能的に持っている感覚です。
その感覚に素直に従うことが、ストレッチの原点になっています。
ストレッチの歴史
ストレッチにはいくつかの種類があります。
- ゆっくりじわ〜っと伸ばし続ける「スタティック・ストレッチ」
- 反動を使うことで可動域を広げる「バリスティック・ストレッチ」
- 伸ばしたい筋肉の反対側(拮抗筋)に力を込めて動かす「ダイナミック・ストレッチ」
この中で最も一般的でイメージしやすいのは①の「スタティック・ストレッチ」だと思います。
このストレッチ方法は、1975年にボブ・アンダーソン(Bob Anderson)氏 が「ストレッチング」という本で提唱したやり方になります。
スタティック・ストレッチによって、筋肉をゆっくりじわ〜っと(15~20秒ほど)伸ばしていくと、
- 筋肉内のセンサーが作動し、筋肉に「ゆるめ〜」という指令を出してくれる。
- 血管が引き伸ばされることで虚血状態になり、その後の解放で血流量が増加する。
- 筋膜のほつれが解消され、動きやすくなる。
といったメリットがあると報告されています。
しかし、ストレッチはまだまだ歴史も浅い分野であるため、今なお様々な研究者が実験を重ねているのが現実です。
もしかしたら、今後さらに効果的なストレッチ方法が見つかるかもしれません。
まとめ
ストレッチというのは、そもそも”本能的”なものです。
思考力の高い人間はどうしてもそこに意味や目的を見出そうとしがちですが、その考え方がかえって邪魔になっているかもしれません。
”伸ばしたいところを伸ばしたいときに!”という考え方を根本にして、自分の体に身を任せてみるのも大切だと思います。
ぜひ気持ちよくストレッチと向き合っていきましょう。
では今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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