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ストレッチは1日の中でいつ行なうのがベストなのでしょうか。
今日は「ストレッチのタイミング」について考えてみようと思います。
キーワードは「体温」
一言で「ストレッチ」と言っても、ストレッチには様々な種類と目的があります。
ここでは最も一般的な”疲労回復のためのスタティック(静的)ストレッチ”について考えてみたいと思います。
ストレッチの効果を上げるためのポイントは、
- 体(筋肉)の粘弾性が低下していること(柔らかい状態であること)
- 血行が促進されていること
- 副交感神経が優位になっていること
の3点です。
このポイントを満たすためのキーワードが”体温の上昇”です。
そもそも体(筋肉)はタンパク質で構成されているため、温度が上がることによって柔らかくなる性質があります。
また温度が上がると血管が拡張され、血流も促進されていきます。
したがってストレッチを行う理想的なタイミングは、”体温”が最大限まで高められているタイミングになります。
基本的に体温は”運動”・”入浴”・”食事”によって高められます。
ただ食後は消化器官(胃や肝臓、小腸など)に血液が集められるので、このタイミングでのストレッチはオススメしません。
最もオススメのタイミングは、やはり”入浴後”です。
お湯は空気よりも熱伝導に優れているため、体温をスムーズに引き上げることができます。
ぜひ入浴後にストレッチタイムを設けるようにしてみましょう。
<1日の中での体温変化>
人間の体には「日内変動」や「概日リズム」と呼ばれる体温の波が存在しています。
(引用:睡眠障害のことが分かるサイトより)
この体温の波は朝方が最も低く、夕方以降になるにつれて高くなるという特徴があります。
したがって早朝にいきなりストレッチを行うのは△です。
- ”夕方〜夜”の時間帯
- 入浴”後”
がストレッチのベストタイミングになるでしょう。
ただ、あくまで基準は”体温の上昇”です。
早朝に強度の高い運動をする人にとっては、その後がベストのストレッチタイミングになることも考えられます。
ぜひご自身の生活習慣と照らし合わせて、体温が最も高くなるタイミングでストレッチをするようにしてみてください。
<体温が上がっている目安>
体温が上がっていることの目安となるのが”発汗”です。
理想としてはポタポタと流れ落ちる汗ではなく、じわ〜っとにじみ出てくる汗をかいているタイミングがベストです。
流れ落ちる汗は、熱の放散と気化熱によって一気に体温を下げてしまうことがあるので注意しましょう。
まとめ
ストレッチを行うベストタイミングは、1日の中で最も”体温”が上がっているタイミングです。
多くの人にとっては
- ”夕方〜夜”の時間帯
- 入浴”後”
というのがストレッチタイムの基準になるかと思います。
ぜひ普段のストレッチの参考にしてみてください。
では今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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