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今回は【前回のブログ】で紹介したアナトミートレインの続編です。
前回は
- 浅層フロントライン(前側)
- 浅層バックライン(後ろ側)
- ラテラルライン(側面)
- スパイラルライン(立体)
の4ラインを紹介しました。
今回は
- アームライン(腕周り)
- ファンクショナルライン(動作)
- 深層フロントライン(深部)
の3ラインについてまとめていこうと思います。
ぜひ1つずつじっくり学んでみてください。
動画で学びたい方はこちら↓
アームライン(4種類)
1つ目に紹介するラインは「アームライン」です。
このラインは
「浅層フロントアーム」
「深層フロントアーム」
「浅層バックアーム」
「深層バックアーム」
の4ラインに分けられています。
(引用:アナトミー・トレイン [Web動画付] 第3版: 徒手運動療法のための筋筋膜経線より)
筋肉の走行は「深さ」によって分けられています。
前側の”浅い”ラインは「大胸筋〜前腕」へつながっており、
”深い”ラインは「小胸筋〜上腕二頭筋」へとつながっています。
また後ろ側の”浅い”ラインは「僧帽筋〜三角筋〜前腕」へとつながり、
”深い”ラインは「肩甲挙筋・菱形筋〜上腕三頭筋」へとつながっています。
日常生活における「荷物をもつ」「パソコンを使う」…などの動作は、1つの筋肉で行うのではなく、これらの筋肉が連動することで作り出されています。
*より詳しくはコチラへ→アームライン(4種類)の位置と役割
ファンクショナルライン
6つ目は「ファンクショナルライン」です。
(引用:アナトミー・トレイン [Web動画付] 第3版: 徒手運動療法のための筋筋膜経線より)
ファンクショナル=”機能的な”という言葉の通り、歩行から激しいスポーツまでさまざま運動で使われるラインです。
このラインの筋肉群は
- 野球の「投げる」動き
- サッカー・ラクビーの「蹴る」動き
- ヨット・カヤックの「パドリング」の動き
などで特によく使われます。
筋肉の走行イメージはこのようになっています。
*より詳しくはコチラへ→ファンクショナルラインの位置と役割
深層フロントライン
7つ目は「深層フロントライン」です。
(引用:アナトミー・トレイン [Web動画付] 第3版: 徒手運動療法のための筋筋膜経線より)
深層フロントラインは、今まで学んできた①〜⑥全てのラインの”内側”に存在している「コアとなるライン」です。
役割は多岐に渡りますが、横隔膜による「呼吸のリズム」を腰筋を通じて「歩行のリズム」につなげる重要な役割も担っています。
筋肉の走行イメージはこのようになっています。
*より詳しくはコチラへ→深層フロントライン(DFL)の位置と役割
筋肉の具体的なラインについてはこちら↓
動画で復習したい方はこちら↓
【番外編:オススメ本の紹介】
『オススメ①:初級編』
まず初めての方にオススメなのが「カラー図解ムービングボディ―動きとつながりの解剖学」です↓
こちらの本に載っている情報は、”浅く・広い”です。
各ラインの基本的な特徴について、まんべんなく抑えてあります。
オールカラーでイラストも豊富なので、初めての方はぜひこの本から始めてみてください。
ご注文はこちらから→【ムービングボディ 動きとつながりの解剖学】
『オススメ②:中級編』
基礎知識がある方にオススメなのが「アナトミー・トレイン 第3版: 徒手運動療法のための筋筋膜経線」です↓
個人的な見解としては、アナトミートレインに関する情報は、この本が1番面白くて勉強になります。
「筋膜」の基本的な仕組みはもちろんのこと、各ラインについての細かく丁寧な解説が載せられています。
特に「筋肉同士のつながり」や「運動における役割」などは
「そうそう!こういう情報が欲しかったんだよね!」
と納得できる内容になっています↓
ご注文はこちらから→【アナトミー・トレイン [Web動画付] 第3版: 徒手運動療法のための筋筋膜経線】
『オススメ③:上級編』
最後に紹介するのは「人体の張力ネットワーク 膜・筋膜―最新知見と治療アプローチ」です↓
こちらは筋膜の専門書で、500ページを超える大書です(重すぎて持ち運びはできないレベルです)。
それだけに情報量はとても豊富です。
情報を発信する側の方、より正確で最新の知識を身につけたい方にはオススメです↓
筋膜やアナトミートレインに関する知識をより深めていきたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。
ご注文はこちらから→【人体の張力ネットワーク 膜・筋膜―最新知見と治療アプローチ】
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