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先日のブログで「肩甲骨の役割」を取り上げたところ、非常に多くの方に読んでいただくことができました。
*まだの方はこちらからどうぞ→【肩甲骨の役割】肩甲骨の役割は”ハブ空港”!?
今日は肩甲骨関連でもう一歩踏み込んだ内容として”肩甲骨まわりの筋肉”についてまとめていこうと思います。
肩甲骨まわりの筋肉
肩甲骨まわりには”17種類”もの筋肉が付着しています。
具体的には…
- 僧帽筋
- 肩甲挙筋
- 大菱形筋
- 小菱形筋
- 前鋸筋
- 小胸筋
- 三角筋
- 烏口腕筋
- 棘上筋
- 棘下筋
- 肩甲下筋
- 小円筋
- 大円筋
- 上腕二頭筋
- 上腕三頭筋
- 肩甲舌骨筋
- 広背筋
です。
(引用:http://kinniku-no-hanashi.comより)
平面的に見ると、全ての筋肉が”一枚岩”のように見えますが、これらの筋肉には”層(深さ)”があります。
では主要な筋肉のつながりを”層”に分けて見ていきましょう。
筋肉のつながり
ではまず大きな筋肉群を見ていきましょう。
<①僧帽筋〜三角筋>
最も表層で、大きな筋肉のつながりは「僧帽筋〜三角筋」のラインです。
(引用:http://kinniku-no-hanashi.comより:以下同様)
後頭部・首から始まる「僧帽筋」は、肩甲骨を通じて「三角筋」へとつながっています。
<②大胸筋・広背筋〜前腕屈筋群>
①に続いてこちらも表層の大きな筋肉のつながりです。
「大胸筋」と「広背筋」はそれぞれ前後から、上腕骨の付け根部分にある「結節間溝」という溝に行き着いています。
ここから上腕骨に沿って筋膜を下り、肘を越えたあと「前腕の屈筋群」へとつながっていきます。
<③肩甲挙筋〜棘上筋>
次は首から肩の上部へつながるラインです。
肩甲骨を引き上げる役割をもつ「肩甲挙筋」は、肩甲骨の上角をへて「棘上筋」へとつながっています。
<④菱形筋〜前鋸筋>
③のやや下に位置しているのが④の筋肉群です。
背骨と肩甲骨をつなぐ「菱形筋」は、肩甲骨の裏側にある「前鋸筋」へとつながっています。
「菱形筋」は肩甲骨を背骨方向へと引っ張り(内転)、「前鋸筋」は肩甲骨を背骨から遠ざかる方向へと引っ張ります(外転)。
つまり、この筋肉のバランス関係が肩甲骨のポジションに対して影響を与えています。
<⑤菱形筋〜棘下筋>
④で紹介した「菱形筋」は、肩甲骨の表側にある「棘下筋」へもつながっています。
「菱形筋」が収縮すると肩甲骨は背骨方向へと引っ張られ、さらに「棘下筋」を通じて腕にも影響を及ぼします。
<⑥棘下筋・小円筋〜上腕三頭筋>
肩甲骨の表側にある「棘下筋・小円筋」は、二の腕部分である「上腕三頭筋」へとつながっています。
<⑦小胸筋〜上腕二頭筋>
筋肉のつながりはもちろん背面だけではありません。
大胸筋の下層に存在する「小胸筋」は、烏口突起を通じて「上腕二頭筋」へとつながっています
これらが肩甲骨まわりの主要な筋肉のつながりです。
筋肉を”深さ”と”前後関係”で区切り、つながりを理解していきましょう。
まとめ
人間の体は驚くほど美しい”つながり”を持っています。
こういったラインは「アナトミートレイン」とも呼ばれ、全身に存在しています。
興味のある方はぜひこちら(【主要ラインPart①】必見!知ると知らぬとでは大きな差がつくアナトミートレインの基本4ライン)もぜひ覗いてみてください。
ではでは今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
*筋肉の勉強サイトを作りました。興味のある方はこちらもどうぞ→http://kinniku-no-hanashi.com
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